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含み益をどのように考えるのか?

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おはようございます、今日は予防接種療法が発見された日とのこと。
以前は必須だったものがなくなったり、追加になったりと、案外変化しているみたいです。


自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
経済基盤が強化されたことにより、会計的な考え方にも変化が生まれてきました。


会計というのは、基本的には取得原価主義を採用しています。
取得原価、つまり「買った値段でその資産等を評価する」という意味です。
これ、当たり前のようですが、実は長い時間が経過すると、案外と実態にそぐわない点が出てきます。


例えばいまから100年前に東京の一等地で100円で買った土地があるとします。
これ、いまの価値だと数千万円、数億円、もしかしたらもっと高いなんてことがあるかもしれません。
このように、資産は時間経過によって含み益(あるいは含み損)を発生されることがあります。


このとき、以前の会計では「売ってもいないのだから、含み益などは考慮しない」ことになります。
一方で「価値の増加を利益とする」近年の会計からしたら、含み益は当然、売上として計上されるはずです。


このような考え方が時価会計の基本です。
現在の日本では、取得原価主義を基本としつつ、一部で時価会計を取り入れているような状況です。


この会計の時価主義と、資産のあり方にはもう一つの傾向がみてとれます。


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