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人材育成は企業の仕事ではない、という時代になるのかも?

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おはようございます、今日は川柳発祥の日です。
言葉のリズムが持つ力は、ほんとうに大きいとあらためて実感しています。


自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
日本企業における終身雇用の終焉について考えています。


メンバーシップ型(終身雇用型)を採用している企業にとって、人材育成は企業の重要事項です。
若い内から社員を囲い込み、企業の内部で育て上げ、その企業に適した人材を育成する。
そうすることが企業の繁栄につながり、それが競争力を高めることになる。


十数年前にドラッカーという経営学の大家が流行した時期がありました。
ドラッカーの著書では日本企業に関する分析も多く、その中で終身雇用に関する肯定的な評価も散見されます。
長い時間をかけ人材を育成し、濃密な利害関係を構築しながら、長期的な視座に立って企業として成長する。
ものすごく簡単に要約すると、そんな感じのことが指摘されていました。


このような考え方に立つと、出社という行為はとても重要な意味を持ちます。
いわば「同族のような仲間意識」を持って、一緒に成長していくことが大切な意味を持つからです。


コレに対して、主に欧米等で重視されるジョブ型雇用というのは、技術や知識を重んじるスピード特化経営です。
つまり「人材育成」というのは企業の仕事ではなく、雇われる側が自分自身で技術や知識を学ぶ必要がある、ということです。
このとき、出社には大した意味がなく、どこで仕事をしようが結果を出せれば良い、ということになります。


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