おはようございます、今日はエスプレッソの日です。
コーヒーは濃いやつの方が好きです。
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
株価指標として、PERが最重要視されることが多い点について触れました。
ただ、ここで注意が必要なのは、利益という数字の曖昧さです。
会計学の基本にして最重要な項目は「適正な期間利益の計算」だと言われています。
ところが、その最重要項目である利益について、会計学は明確な定義をすることが不可能と言われています。
利益というのは、収益から費用を差し引いた差額概念です。
そうなると、問題となるのは「どういうものが収益で、どういうものが費用なのか?」という点です。
ところがこの収益や費用ですが、経済の状況や技術の発展に伴い、結構コロコロと変遷します。
例えばいまから50年前、IT技術と呼ばれるものはほとんど存在せず、経済の仕組みも「形あるもの」が基本でした。
それが現在、経済の主流は情報への移り変わり、文字通り無から価値を生み出すことが最大の収益源となっています。
そうなると、当然ながら収益や費用の定義も変わってきます。
それに伴い、利益の概念も変化し続けることになります。
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このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
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