おはようございます、今日は職安記念日です。
雇用情勢も、最近は刻一刻と変化し続けています。
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
株式投資におけるPERという指標と関連して、利益の曖昧さについて触れています。
昨日も触れた通り、利益という概念は結構曖昧で、割とブレることが多いです。
そして、もっと性悪説的な立場からいうと、ごまかしたり、騙したりしやすい数字です。
企業の不祥事で粉飾決算というものがあります。
簡単に言えば会計処理をごまかすことですが、その主な目的は利益操作です。
利益を大きく見せる粉飾は、上場企業等でよく見受けられます。
実態より自社の状況をよくみせることで、評価を上げ、株価を高めようとするわけです。
一方で利益を小さく見せる粉飾は、中小企業等でよく起こります。
これは利益を小さくすることで、税金を安くする(いわゆる脱税)ことが目的です。
そんな感じで、利益というのは、なかなかやっかいな代物なのです。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
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