八納 啓造
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断熱性能アップに欠かせない換気の話
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高気密の家って息苦しいのでは?
「でも、高気密の家って息苦しくなるのじゃないの?」と疑問をもつ方も多くいます。確かに、従来の日本の家に比べればすきま風も無いため、イメージ的にはそう思う方もいるでしょう。
しかし、ここで知っておいていただきたいのは、他の先進国では
「気密性を高めることで省エネになる家づくりを基本にしている」
「家の中の空気を直接燃やすようなファンヒーターやストーブを使って空気を汚染する事は無い」
という意識があることです。
先ほども述べましたが、省エネを進めていくためには、断熱と気密の強化は必須です。そう考えると、「屋内の空気を燃焼させる暖房器具を使わない」「適正な換気計画を行い、安定した新鮮な空気を家の中で循環させる」ことは、これからの家造りでは必須と思ってもいいでしょう。
換気計画は1種かまたは3種で計画しましょう
換気の方式は第1種〜第4種までありますが、実際には第1種と第3種が使われることがほとんどです。
第1種換気というものは、吸気と排気を両方とも機械で行う形式で、第3種は吸気は自然吸気口を設け、排気は換気扇で行う形式です。
値段にすると第3種は20万円程度まで。第1種は40〜60万円(延べ40坪の家程度)程度費用がかかります。
■日本スティーベル社の第1種全熱交換器
第1種換気のメリットは、全熱交換器という機械を使って、家の中の温度に調整してから空気を取り入れることが出来る点です。
例えば、外気温が0度でも、室温20度の場合は、18度ぐらいまで温度を高めてといれることが可能です。デメリットは、第3種に比べてコストがかかることでしょう。後はフィルターの掃除なども必要になってきます。
第3種のメリットは、コストパフォーマンスです。デメリットは、外気温&外部湿度をそのまま家に取り入れるため冷暖房負荷が第1種に比べて大きくなりやすい点です。熱損失係数Q値でも、第3種に比べれれば第1種は0.3〜0.5(当社実績値)ぐらい下げることが可能です。
また合わせて大切なのがキッチンのレンジフードです。高気密高断熱の家の場合は、同時吸排システムタイプのものを選ぶことが妥当でしょう。そうでないタイプのものを選ぶ際には、レンジフード近くに、別途吸気口を設置するなどの工夫が必要になります。
※レンジフードの排気量が大きすぎるため、計画以上の空気が入れ替わり冷暖房負荷が大きくなってしまうため。
予算が許すなら第1種換気がお薦めですが、実際の設計に合わせながら設計士と協議の上決めていくことをお薦めします。
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