家庭ならではのおもてなしは…

こんばんは！
高窪です。

昨日までとは打って変わって、今日は本当に冷え込みましたね。
みなさま、体調は大丈夫でしょうか？

さて11月も半ばとなり、いよいよ年末年始の準備が本格化してきました。
私もおもてなしの機会がいつにもまして増える時期、その時々でいらっしゃる方のお顔を思い浮かべながら、おもてなしのメニューを考えています。

何度も書いていますが、おもてなし料理というとどうしても日常では食卓にあがらない豪華なお料理を思い浮かべる方が、ほとんどのようです。
とはいえ、そういったお料理を作るのは、それこそ年に一度あるかないか。
慣れない料理を作ることに、「面倒だ」「大変だ」「うまく出来るかどうか心配だ」という不安を持つ方も多いはず。

また、お客様にはいいところを見せたい、という気持ちが働くことも否定できません。
そうなると、最終的に自宅でのお客様はしたくない、という結論が出てくることは想像に難くありません。

そんな気持ちをお持ちの方は、ちょっとだけ見方を変えてみませんか？
いつも家族が「美味しい！!」と言ってくれる得意料理をメインに据えて、おもてなしをする、それが家庭ならではのおもてなしなのではないでしょうか？

私が心から尊敬して「師匠」とお呼びしている、ワイン業界ではとても有名な方に「家でのおもてなしというのは、レストランで食べるような料理を出すことではないと思うよ」と、私の思いを後押ししてくださる言葉をいただいてからは、なおさらその思いを深めています。

来てくださる方の好みや年齢を考えて、自分のレパートリーをパズルのように当てはめていくのです。
もちろん、お相手に合わせた微調整は必要ですが、慣れたお料理であればそんなに難しくないはずです。

心を込めて、来てくださる方のお顔を思い浮かべながら、これからもおもてなしを続けていきたいと思います。