昨日伺った話から、改めて考えてみました。
相手の容姿を話題にすることは、避けるべきではないかというご意見に、一緒に過ごした人は私も含めて全員が同感しました。
例えば、女性がヘアスタイルを変えたことに対して、
「よく似合っているわ。素敵よ」と褒めたら、その方は、「病気の治療のため髪が抜けたけど、ようやく、ここまで戻ったのよ」とおっしゃったとのこと。どういう顔をしたらいいか・・しまった! やっちゃったと思いましたということがあったそうです。
コーチングスキルに「承認」があります。
人のモチベーションを維持させたり、自尊心を高めたりするのに作用すると言われるものですが、この承認のスキルほど難しいものがないと、思っています。
褒める、認めるということは、単に物事の結果を捉えてはならないからです。
職場や家族なら、毎日過ごす時間が長いため、経過をじっくり観察する中から、相手の変化を承認することができますが、
たまに会う友人は、どんな時間が経過したかわからないところがあるだけに、難しさを感じます。
信頼関係ができている間柄でも、容姿について、その人が意外なコンプレックスをもっていることがあります。
表面的なことを話題にする難しさを、改めて感じた有意義な時間でした。
このコラムの執筆専門家
- 竹内 和美
- (研修講師)
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
実践型研修で、結果が即・行動に現れます
ビジネススキルに不可欠なコミュニケーション力。ますます重要な「聴く力」「話す力」「論理的に考える力」を高める研修はじめ、企業研修の内製化のコンサルティング、人事政策のアドバイスなど、人事に関する総合的なご支援をしています。
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