おはようございます、さて、次はいつやれるものか。
昨日からの続き、利益と現金収支の問題について。
この二つの概念の差は、実は税金の計算において
大変重要な意味をもってきます。
課税の対象となるのは現金収支額ではなく利益です。
つまり
・お金は減っているのに税金が課される
ということが往々にしてあり得るのです。
収入 100
支出 110(内借入元金返済60)
収支 △10
収益 100
費用 90(内減価償却費40)
利益 10
この例などでは、上の計算式で現金収支額が
マイナスになっていますが、下の計算式では
利益を計上されています。
お金は減りましたが利益は出ていますので、
税金が課されることになります。
この感覚をしっかりと理解することが、
不動産投資では大変重要になってきます。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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