おはようございます、今日は演説の日です。
先日、ちょっとお手伝いはしたかな・・・
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
生活費と事業について、色々と寄り道もしながら話をしてきました。
最後に、あらためて私生活に面に触れていきたいと思います。
最初の方でもお話をしましたが、私生活の正確な把握というのは、非常に難しいです。
なぜなら、私生活面は事業面と比べて、その活動量を正確に記録することが、難しいためです。
一般的には、せいぜい家計簿と呼ばれるものを継続的に記録している人がいるくらいでしょうか。
たしかにこれで収支の内容はある程度把握することができます。
しかし、仮にきちんと記録されているとしても、ここで記録されるのはあくまで収支情報だけです。
会計におけるもう一つの重大要素である「持ち物情報」は、会計簿から読み解くことは困難です。
また、そもそもきちんとした家計簿をつけている人の割合が、圧倒的に少ないのが現実です。
スマホアプリ等で記録をつけている人もいるようですが、そこまで普及もしていないのが現状です。
数値的記録がないことには、私生活での活動を分析することは不可能です。
私生活が事業活動に比べて、分析が難しい最大の理由と言えます。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家

- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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