おはようございます、いよいよ11月、今年も残り二ヶ月です。
今年もまた、なにかがすっぽりと抜け落ちたような欠落感が否定し難いところです・・・
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
動画配信もはじめました!
親族間の情報共有が不足するひとつのきっかけとして「節税」というキーワードを取り上げました。
ご高齢の親御さんからすると、親族に税金で苦労をかけたくない。
だから税金が安くなるための行動であれば、なんでも役立つに違いない!と思いたい。
その気持までは、理解できなくもありません。
しかしながら、その節税策の結果、遺産が分けづらく、使いづらい状態になりすぎてしまった。
そしてご当人が亡くなったあと、親族は途方にくれ、結局ケンカにもなってしまい、離散する羽目に。
・・・と、ここまで悲劇的ではないにしろ、似たような話は、実はそんなに珍しくなかったりします。
それくらい「分けづらい遺産」というのは、トラブルの元になりやすいのです。
「節税は無条件で良いもの」という思い込みが、とてつもない負の遺産を生み出す。
こういうことが、もう起こってほしくないものだなぁ・・・とあらためて。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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