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そんなに「前の会社」が良かったのか?

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 お勧めの取り組み

 わりと最近転職をした知人ですが、新しい会社になかなか馴染めないそうです。

 

 転職先は旧来の年功的な制度がそのまま残っている会社のようで、そのせいもあるのか、男女間の差や総合職と一般職の壁の厚さなど、以前の会社とはかなり異なっていることが多く、このまま働き続けられるかの自信が持てないそうです。

 「こんな考え方は古すぎないか」「こんなことは常識ではないのか」など、ずいぶん不満があるようでした。

 ただ、その人が前職の会社に在籍しているときも、やっぱり同じように「問題が多い会社」と言っていました。「あんなにいろいろ言っていたのに、前の会社の方が良かったということ?」と突っ込むと、ちょっと考え込んでしまいました。

 

 転職などの環境変化があったとき、新しい環境に対しての不満や違和感を持つということは、結構多いと思います。ただ、「ではそんなに前の方が良かったのか?」とあらためて問われると、決してそうではないでしょう。

 新しい環境に身を置いた時に、不満や違和感を持つのは、「自分にとって“マイナス”に感じる“違い”」に注目しているからです。その注目が強まればマイナスの感覚も強くなっていくでしょう。環境変化があまり得意でない人ほど、こういう傾向が強いようです。

 

 これを解決しようと考えたとき、例えば転職先の会社が、自分に都合よく変わってくれることは、相当な偶然でもなければ実現することはありません。別の会社に再度転職するということも方法としてはありますが、マイナスに注目して不満や違和感を持つことの根本的な解決にはなりません。やはり、自分の考え方を変える以外に方法はありません。

 

 これが、もしも、“マイナス”という“プラス”に変えれば、「自分にとって“プラス”に感じる違い」となり、以前よりも良くなったことへの注目が強まります。

 また、“違い”から“同じこと”に注目を変えれば、「前とあまり変わらない同じこと」を探すようになります。それぞれ視点を変えれば、自分の感じ方はまったく変わってくるでしょう。

 

 特に日本人の場合、環境が変化すると、先のことを悲観的に見る人が多いと言われるようですが、そういう人ほど、今までとの「マイナスの違い」に注目しています。

 この視点を変えれば、実はそれまでの不満が解決されていることに気づいたり、違うことよりも同じこと、変わっていないことの比率が圧倒的に多いことを気づいたりします。

 

 新しい環境に問題があれば、それを解決していく必要はありますが、それには相応の時間がかかり、不満を述べているだけで解決することでもありません。一番早く変えられるのは、自分自身の意識です。

 

 自分の視点を少し変えるだけで、置かれた環境に対する感じ方は、ずいぶん変わってくると思います。

 

 

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