- 上津原 章
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
- 山口県
- ファイナンシャルプランナー
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対象:お金と資産の運用
預金口座は、仕送りや給与振込、独立開業等でつくられます。職場の異動・転職・引っ越しなどがあると、やがて使われなくなります。私にも、10年近く使っていない口座がありますが、皆さんはいかがでしょうか。
10年以上お金が動いていない口座のことを休眠預金といいます。
休眠預金は年間1200億円発生し、このうち700億円は引き出されることがありません。
(平成25年~27年実績。金融庁資料より。)
いよいよ、今年の1月から「休眠預金活用法」が始まります。
趣旨は、長期間使われない預金を、民間の公益団体が活動するためのお金に使うことです。ただ、その裏には仮名口座や名義貸し口座のあぶり出しがあるように感じます。
今後、休眠口座がどうなるかですが、
まずは口座のある銀行から預金保険機構へお金が移されます。
お金が移されるにあたって、1万円以上の残高があれば銀行から本人に封書などで知らされますが、少額であれば電子公告という形でホームページに口座番号が掲載されます。
預金保険機構にお金が移されても、銀行で預金通帳やキャッシュカード、ご印鑑、本人確認書類(運転免許証等)を窓口に提示すれば、今まで通りお金を引き出すことができます。
では、どのような対策が考えられるかというと、
大きく二つです。
・口座を開設した金融機関の支店で預金を解約する。
・硬貨が引き出せるATMで、全額を引き出す。
何もしない場合、相続が起こった時に気づかれず放置されたり、休眠口座を起点として税務署に隠れた財産を把握されたりする可能性もあります。
一番良いのは、使わない口座を解約することです。
このコラムの執筆専門家
- 上津原 章
- (山口県 / ファイナンシャルプランナー)
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
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