- 福味 健治
- 岡田一級建築士事務所
- 大阪府
- 建築家
-
06-6714-6693
対象:新築工事・施工
北側道路の敷地のプラン上の問題点は、眺望の確保の難しさです。
南面に他人の家の背中が見えてしまうので、眺望が開けると云った感じにはなりません。北側道路の敷地で通常の間取りを当て嵌めてしまうと、南に眺望が開ける土地にある家よりもつまらない家になってしまいます。
それ故に、通常の間取りではない思い切った発想の転換も出来るわけで、南側道路の土地よりも価格的に有利な北側道路の土地を上手に利用する事が可能となります。
常日頃、私はその回答として、二階リビングの家をご提案しています。二階リビングでも玄関の位置を工夫すれば普段生活の上下移動も大きなデメリットにはなりません。
二階リビングのメリットは。。。
1リビングに採光が十分確保できる。
2眺望が良くなる
3リビングの天井を屋根の形状なりに高く出来る
4隣家と上下方向に間取りが逆転する為プライバシー確保が容易(窓を開けても苦にならない)
5耐震構造的に有利になる
6リビングの通風が良い
7寝室が落ち着いた空間になる。隣家と視線が合い難い。
等々が挙げられます。
デメリットは上下階の移動ですが、玄関を中二階に配置する等様々な工夫で解消する事も可能です。
二階リビングの家の参考例を下記URLに掲載しております。
http://www.green-h.org/oado/hkk.html
http://www.green-h.org/oado/nkn.html
http://www.green-h.org/oado/hknkansei.html
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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