納谷 学(建築家)- コラム「最低限の光」 - 専門家プロファイル

納谷 学
家は住む人のもの。芸術でも、敷居の高いものでもありません

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ナヤ マナブ
( 神奈川県 / 建築家 )
納谷建築設計事務所 主宰
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最低限の光

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2005-11-21 05:43
日本の住宅の多くは、どこでも新聞が読めるくらいの明るさを模索しているように思えます。
しかし、本当に家全体を明るくする必要があるのでしょうか。

我々の提案する住宅は、最低限の明るさがあればいいという考え方です。

電球の寿命は種類にも寄りますが、約3000時間、蛍光灯は約10000時間です。
使う場所と使い方に寄りますが、照明器具も適材適所、その器具が相応しい場所があるのです。

また、根本的に照明器具が主張しすぎるものは選択しません。

それは、本当に欲しいものは、照明器具ではなく、光りそのものだからです。
ですから器具が主張しすぎて空間を壊してしまうようなものは避けています。

そのかわり、安価な蛍光灯を間接照明に使用することで、空間を柔らかく演出したり、壁の色を微妙に調整したりしています。
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