対象:ビジネススキル
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システム課のAさんが私の所属する総務部に異動になり、私が仕事を教える担当になりました。システム課で勤務していたということもあり、パソコン操作がお手のものなので資料作成やデータ入力はスピーディです。ですが、入力フォームを勝手に変更されてしまうので困っています。本人は「このほうが簡単で効率が良いですよ」と言うのですが、他の人が作業をしようとすると、今までとフォームが変わっていて、驚いたということがありました。
仕事の指示をしているのが私なので、フォームを変更する場合は相談して欲しいと伝えると、大きな変更の場合は相談してくれるようになったのですが、些細なことについての報告はありません。本人にその都度確認できる時は良いのですが、休まれた時に困ります。小さなことでも報連相してくれるためには、どのように伝えると良いのでしょうか。
スノー2250さん ( 島根県 / 女性 / 43歳 )
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係わる方々の仕事のしやすさを前提に考えることを伝える
こんにちは、今回のご相談内容は、自分の考えだけで仕事を進めてしまう方への指導ですね。
Aさんは、効率良くしたいという思いだけで突き進んでいるのでしょう。ですが、仕事はチームで行うもの、これでは困りますね。
まずは、仕事はみんなで取り組むものであることを基に、勝手に変えるのがなぜ良くないのかをAさんへ具体的に伝えましょう。伝える最大のポイントは「関わる方々の仕事のしやすさを考えること」です。
既存のやり方を変える時には、上司の許可はもちろんですが、その入力フォームを使用するメンバーも理解し、戸惑うことなく、行えることが大前提です。ずっとそのやり方で行ってきた先輩たちの考えもあるので、そこも配慮することで仲間との連携も強くなるということを分かってもらいましょう。
その上で、効率よくできる方法を提案してもらい、関わるみんなが納得できるよう、説明をしてもらいましょう。
“郷に入れば郷に従え”と言いますが、まずは今のやり方を受け止め、その上で全体を見て、新しい目線で意見を出すという姿勢で臨まれるように、サポートされてみてはいかがでしょうか。
回答専門家
- 竹上 順子
- (研修講師)
- 代表取締役
We’ll move into action For you・・・
変化する時代の中にあっても、 不変である“心の豊かさの実感” と“成長できる喜び”を、仕事を通じて実現していきます。先人の教えを現代の求めに応じて変化させ、社名の考え方、双方向(Interactive)繁栄(Prosperity)を実現します。
社内コンセンサスの策定はITの細かい部分にも必要
社内で共有するフォームを事前の告知なしで変更するのはやはり問題です。
仕事ができる人に多いのがワンマンプレイになってしまうことです。部下のそのような挙動を制御するには社内コンセンサスを細かく策定、規定しておく必要があります。例えば、ITでよくあるアプリケーションの更新履歴などのように変更点をすぐに参照できるよう更新ログをどこかに残すなどしておくと良いでしょう。細かい変更を行っても誰でも参照が可能になれば休まれても問題がなくなります。
ただし、変更した後に履歴を必ず更新して記録しておくことを忘れないように部下に固く指導しておくことが必要です。仕事ができる人なら問題なくやれる範囲だと思います。そのような人には苦言のような形で接するのは得策ではありません。やる気がそがれたりするとせっかくの部下が持つ高いスキルが有効に活用できません。
できる部下には物事を改善する方向の提言や提案という形で接してください。そうすれば上司としてうまく部下をコントロールできるようになるでしょう。
回答専門家
- 古賀 竜一
- (佐賀県 / ITサポートエンジニア)
- あんしんパソコン相談室
ITサポートの実務と経験で現場から情報発信する専門家
ITのユーザーサポートの現場で実際に問題を解決しながら、今ITで何が起きているのか、現状とその問題点をユーザーの視点で情報発信している専門家です。多様で複雑になってきたITのことをユーザーにわかりやすく丁寧にお伝えします。
報連相の重要性の理解のため、対話を行い感謝の意を伝えましょう
スノー2250さん、こんにちは。
異動になった方に業務の報連相をしてもらうための伝え方についての質問ですね。
スノー2250さんがAさんに対して、とても親身になって寄り添って接しようとする姿勢、とても素晴らしいと思います。
以下、スノー2250さんが業務をやりやすくするためのアドバイスを4点ほど致します。
(1)チームにおけるフォームなどの業務の変更についての重要性を伝えましょう
Aさんが良かれと思って行っているフォームの変更を伝達することでいかにチームメンバーの業務がやりやすくなるかを、Aさんに伝えましょう。Aさんが休みのときなど、事前に変更点を共有しておくことで他のメンバーの業務がスムーズになることの重要性について具体的にイメージを持ってもらうことが大切です。
(2)フォームなどの業務変更について、一定のルールを決めましょう
Aさんの中で大きな変更の場合は相談してもらえる、とのことですので、大きな変更の場合と小さな変更の場合で伝達ルールを変えてみてはいかがでしょうか。小さな変更の場合は、わざわざ相談することにハードルがあるのかもしれません。相談せずとも、どこかにメモや記録を残すなど、後で同じ業務をした人が分かるようにするなどのルールを決め、漏れがないようしましょう。
(3)Aさんと定期的な対話をする機会を持ちましょう
報連相は業務において大事なことですが、人によっては自分から声をかけることが苦手な方もいます。定期的な対話をする機会をもつことで、円滑に報連相を引き出すことができるでしょう。これはリアルな面談に限らず、オンラインやメール、チャットツールなど様々な対話の手段から、スノー2250さんとAさんに合った形を選ぶと良いでしょう。
(4)Aさんへ、報連相に対して感謝の意を伝えましょう
Aさんの報連相によって、スノー2250さんやチームにとってどれだけ業務がやりやすくなるかについて、感謝の意をきちんと伝えましょう。Aさんの報連相によって、スノー2250さんがどんな気持ちになるのか、誠心誠意をもって伝えることで、Aさんの報連相に対する考え方が、良い方向に向かうことも期待できます。
以上、スノー2250さんとAさんの関係性の向上、またさらなるご活躍を祈念しております。
回答専門家
- 小松 和弘
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- ホットネット株式会社 代表取締役
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