対象:お金と資産の運用
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現預金が2000万あり、資産運用を検討しています。
・30代夫婦 未就学児2人(妻は3年後に復職予定)
・生活防衛資金と住宅購入資金を除いて2000万あります。
5名のFPさん(内2名はIFA)に相談し、
ライフプラン表から、老後資金の準備が必要との事で、
・長期用積立(老後資金)
・短期用一括(5年程。現時点で妻は無職であり、全額を長期に回すのは心配な為、短期も組み込みたい)
の二種類で運用したいと思っています。
・長期には、ユニットリンクを10年払い済みで合計1000万になるよう払込
・短期には、海外不動産投資(5年もの、利回り確定商品)や国内ヘッジファンド、マニュライフ未来を楽しむ、に、合計800万
を考えています。
老後資金の積立として、
イデコ→妻無職、夫名義で住宅ローンを組みローン減税を受けるのでこの先10年は税控除の旨味無し
積立NISA→選べるファンドが少なく、銘柄がポートフォリオを組みにくい、期間も老後用にしては短い
NISA→非課税期間が短い
と考え、現時点の我が家では上手く活用出来ないと思っています。
ユニットリンクのキャピタル社の銘柄に投資したく、保険なので償還リスクも無い事から、長期をユニットリンクと考えました。
しかし、ユニットリンクの保険関係費は30%近く取られており、元本保証でも無い為、この商品に1000万を投入して良いのか、悩んでいます。
本来なら自力で、投資信託やETF、リート、国債などのポートフォリオを組み、買い付ければ良いのでしょうが、イデコNISAの旨味を感じられず、日本ファンドの償還リスクや、特定口座の決算等を考えると、なかなか踏み出せずにいます。
保険屋さんの口車に乗せられているだけかもしれませんが、20年やれば保険も投資信託もさして変わらない、とのアドバイスや、投資のプロに託した方が増えるのでは?と他力本願になってしまったり、悩んでいます。
上記の長期短期の運用の組み方へのアドバイスを頂きたいです。
保険と運用は分けて、手数料は最小限に、という声が聞こえて来そうですが、
その場合、自分で運用するにあたり、アドバイスを頂けますでしょうか?
勿論自分でも勉強していますが、最近学び始めたばかりなので、ご教授頂きたいです。
どうぞ宜しくお願いします。
よしらんさん
(
神奈川県 / 女性 / 35歳 )
回答:2件
保険と運用は分けて、国の非課税制度を積極的に活用しましょう!
はじめまして、よしらんさん、
国際フィナンシャルコンサルタントの荒川雄一です。
ご質問内容、拝見しました。
将来の「資産形成」に向け、真剣に取り組まれていると推察いたします。
まず結論としては、保険と運用は分けられた方が良いと思います。
ご自身でも指摘されていますが、保険の場合、保険関係費が高いため、わざわざ高いコストをかけながら、運用するのは効率的ではありません。
保険は万一のために必要ですが、必要額をなるべく保険料を抑えながら加入することがポイントです。
お子さんが小さいうちは、遺族年金タイプの収入保障保険などで、保険料を抑えるとよいと思います。
次に、イデコやNISAについてですが、こちらも結論を先に申し上げると、どちらも活用されたほうが良いと思います。
イデコは、掛け金は税額控除のメリットがありますが、運用期間中も長期に渡って運用益は非課税です。また、出口では、退職所得控除も使えるため、ご主人の退職金の水準がわかりませんが、退職所得控除の枠があれば、その分イデコの受取時にも、非課税で受け取ることができます。
よしらんさんは、現在専業主婦とのことですが、60歳まで非課税で運用でき、専業主婦でも、まとまった退職金を準備できる制度として、個人的には専業主婦の方にもイデコをお勧めしています。
ましてや、よしらんさんは、復職を考えていらっしゃるならなおさらです。
優先順位の最初は、イデコ加入だと思います。
次に、運用益の非課税枠があるNISAを活用されたほうが良いでしょう。
私自身は、NISA開始時から、毎月積立で10万円(当初は8万円)を行っていますが、5年を待たずに、利益が出ている状況で、適宜「利益確定」をしています。
NISAを使うか、つみたてNISAを使うかは、目的に合わせて選ばれるとよいと思います。
イデコもNISAも、国の非課税制度です。
使わない手はありません。
この2つを活用されたうえで、さらにご資金がある場合に、例えば投資信託で運用されるのであれば、一括投資、積立投資に合わせて、プランを組んでいくのが良いと思います。
このあたりの考え方について、もし詳しくお聴きになりたい場合は、初回無料の「個別相談(コンサルティング)※電話可能」を実施しております。
「資産運用」だけでなく、基本的な「保険の加入方法」や「資産形成」への取り組み方のご説明も致しますので、宜しければご活用ください。
https://www.ifa-japan.co.jp/forms/consulting-request/
ご参考となれば幸いです。
評価・お礼

よしらんさん
2019/04/02 20:24回答ありがとうございます。
やはり保険と運用は分けるべきですよね。
加えて、国の非課税制度は活用する。主婦でも長期の複利運用を見越して着手する。理解しました。
イデコに関して、二の足を踏んでいる要因があります。
特別法人税の再開による手数料の増加、かつインフレも加わると5パーセント以上勝たないとマイナスに転じるのでは…
インデックスの利回り3から6パーセント、全世界の4パーセントの利回りが基本となり、負ける事もあるプラス手数料の高さも考えると…悩みます。
解約出来ない強制力の強さに対し、掛け金を減額して対応したら、更に手数料割合が増えマイナスに転じるのでは…との不安もあります。
いかがお考えでしょうか。
荒川 雄一
2019/04/03 11:38よしらんさん、評価頂きありがとうございます。
さて、ご質問の件ですが、まずは特別法人税の件ですが、ご存知のように1999年から凍結され、現在7回目の延長だったと思います。
来年の3月末までが期限ですが、また延期されることが濃厚ではないかと思っています。
というのも、現在、日本の社会保障費は膨張を続け、公的年金の仕組み自体、いずれどこかのタイミングで見直しがされると思います。
その為政府は、公的年金に代わる「自分年金作り」を、国を挙げて推奨しています。
その為の制度が、イデコであり、NISAです。
特に、イデコは、法改正により、公務員や主婦の方も加入できるようにし、全国民に加入を促している制度です。
従って、このタイミングで、それに水を差すような特別法人税の凍結解除はあり得ないと考えています。もちろん、遠い将来のことはわかりませんが、日本の人口構成や経済成長率を考えるとその可能性は低いというのが個人的な意見です。
さて、仮に特別法人税が復活したとしても、まずはお勤めされ、収入がある方については、掛け金の税額控除、給付時の退職所得控除があるため、メリットはあると考えています。
では、主婦の方はどうかというと、ご指摘のように運用利回りが一定以上ないと目減りするという考えはごもっともです。
ほとんど利息が付かない元本保証の預金などでは目減りするかもしれません。
従って、投資信託のような変動商品での運用が大切だと考えています。
とはいえ、現在のような価格変動の激しい相場において、コンスタントに3-5%の利回りを上げることはそう簡単ではありません。しっかりとした「ポートフォリオ」を組んで、管理していくことが重要です。
しかしながら、イデコの最大の特徴は、「積立投資」であるという点です。
ご存知かとは思いますが、「ドルコスト平均法」を用いて、価格を平準化していくことが可能です。
ちなみに、私もイデコをやっていますが、投資先はすべて株式とREITのみです。
100万円といったまとまった資金の運用とは、全く違う「ポートフォリオ」を組んでいます。
価格変動を上手く利用しながら、事務コストを引いても、現在年利5%程度では運用できています。もちろん、「積立投資」における留意点などはありますが、運用期間が非常に長いイデコだからこそ使える投資法ではないかと考えています。
回答専門家

- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
世界中の優良ファンドを用い、貴方だけの運用プランを提供します
信頼性や人間関係を重んじながら、「海外分散投資」のコンサルティングにおいて、“末永く”お客さまをサポートしたいと考えております。単なる金融商品の紹介ではなく、お客さまの「人生設計」に合った“あなただけのオリジナルプラン”をご提供いたします。
荒川 雄一が提供する商品・サービス
資産運用アドバイスの受け方について
よしらん様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
文面を拝見し、まず始めにお伝えしたいことは、FP、保険屋さん、評論家の先生など、いろいろな立場の人が、いろいろなアドバイスをくれますが、最終的には、ご自身で理解して決めることが一番大事ということです。
例えば、下記の問いに対して、ご自身で明確に答えられるかです。
・5年程の短期で、海外不動産、ヘッジファンド、外貨建て保険など、リスクが高めのものに投資するのは妥当か
・変額保険でなくても、証券会社等で成績優秀な投資信託や償還リスクの低い投資信託に直接投資できるが、その選択ではダメなのか、死亡保障は掛け捨てタイプの方が選択の幅が広がるのではないか
・イデコは、毎月の投資額を変更できるので、妻の働き方や住宅ローン控除の見込み額をみながら、積立額を調整する選択はないのか
・積立NISAは、バイ&ホールド(20年の長期買い持ち)を前提とした制度設計だが、あえてポートフォリオ運用の考え方を取る必要はあるのか
・NISAは、非課税期間が5年と短いが、逆に短期用資金の運用に向くのではないか、また、5年経過後に、ロールオーバーを選択すればよいのではないか
・20年やれば保険も投資信託もさして変わらない、とあるが、初期の高いコストが、将来の運用成果に大きく影響を及ぼすのではないか
あとは、もしFPの立場でアドバイスをする場合は、「業務の適正、公平さを保つために必要なすべての情報を開示」することが基本となります。
(日本FP協会の会員倫理規程から引用)
なので、ご相談されているのがFPとして、提案プランを仮に全部言われた通りに実行すると、FP側に概算でいくらくらいの手数料が入るのか、ズバリ聞いてみてもよいのではと個人的には思います。
そこも重要な判断材料のはずなので。
資産運用のアドバイスにおいては、医療の世界でもよく言われる「インフォームド・コンセント(説明と同意)」が大切な要素になると思います。
ご参考になれば幸いです。
評価・お礼

よしらんさん
2019/04/02 21:20冷静で的確な回答ありがとうございます。こちらも頭が冷えました。
保険は最低限に、運用と分ける。という考えに戻りました。保険の当初期間をもったいなく思っていたのに、アドバイスを貰う内に、悩んでしまいました。
斡旋手数料については質問しています!
・5年程の短期で…→利回りと期間が確定している商品以外は再考します
・イデコは…→積立額減額で手数料が増え利回りが下がるのではと考えます
・積立NISAは…→バイ&ホールドだけだと出口調整のしにくさを感じます
・NISAは…→インデックスの長期運用をしたく10年でも短いと感じます
初心者の考えなので、ご気分を害しましたらすみません。アドバイス頂けますと嬉しいです。
森本 直人
2019/04/03 13:42評価・コメントありがとうございます。
以下、追加でお書き頂いた論点への回答です。
・5年程の短期資金については、もし5年後の使い道がはっきりと決まっているのであれば、銀行預金に置いておくのが無難かもしれません。
短期の運用は、どうしても賭け事の要素が強くなるので。
・イデコは口座管理料が固定で年数千円程度掛かるので、確かに積立額が少ないと運用効率は下がるかもしれません。
ただ、年数千円程度なので、節税効果などを考慮した上で、どう判断するかだと思います。
・積立NISAは、非課税メリットを享受するためには、同じ銘柄を20年持ち続けなければなりませんが、もちろん、運用状況をみながら、20年の満期を待たずに利益確定もできます。
・一般NISAは、今後恒久的な制度になるのか、確かに不透明な部分があります。
ただ、ISA発祥の地イギリスでは長年定着している制度ですし、日本も政策的に個人の投資を促す必要があることから、完全に終了してしまう可能性は低いのではないか、と個人的にはみています。
もし仮に終了しても、10年間の非課税メリットを享受した上で、その後も特定口座で継続すればよいわけですし。
なお、公開のQ&Aページでは質疑応答のやりとりを継続できない仕様になっているので、もし引き続きのご質問等があれば、お問い合わせフォームからお知らせいただけると幸いです。
回答専門家

- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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