対象:お金と資産の運用
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資産運用アドバイスの受け方について
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よしらん様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
文面を拝見し、まず始めにお伝えしたいことは、FP、保険屋さん、評論家の先生など、いろいろな立場の人が、いろいろなアドバイスをくれますが、最終的には、ご自身で理解して決めることが一番大事ということです。
例えば、下記の問いに対して、ご自身で明確に答えられるかです。
・5年程の短期で、海外不動産、ヘッジファンド、外貨建て保険など、リスクが高めのものに投資するのは妥当か
・変額保険でなくても、証券会社等で成績優秀な投資信託や償還リスクの低い投資信託に直接投資できるが、その選択ではダメなのか、死亡保障は掛け捨てタイプの方が選択の幅が広がるのではないか
・イデコは、毎月の投資額を変更できるので、妻の働き方や住宅ローン控除の見込み額をみながら、積立額を調整する選択はないのか
・積立NISAは、バイ&ホールド(20年の長期買い持ち)を前提とした制度設計だが、あえてポートフォリオ運用の考え方を取る必要はあるのか
・NISAは、非課税期間が5年と短いが、逆に短期用資金の運用に向くのではないか、また、5年経過後に、ロールオーバーを選択すればよいのではないか
・20年やれば保険も投資信託もさして変わらない、とあるが、初期の高いコストが、将来の運用成果に大きく影響を及ぼすのではないか
あとは、もしFPの立場でアドバイスをする場合は、「業務の適正、公平さを保つために必要なすべての情報を開示」することが基本となります。
(日本FP協会の会員倫理規程から引用)
なので、ご相談されているのがFPとして、提案プランを仮に全部言われた通りに実行すると、FP側に概算でいくらくらいの手数料が入るのか、ズバリ聞いてみてもよいのではと個人的には思います。
そこも重要な判断材料のはずなので。
資産運用のアドバイスにおいては、医療の世界でもよく言われる「インフォームド・コンセント(説明と同意)」が大切な要素になると思います。
ご参考になれば幸いです。
評価・お礼

よしらん さん
2019/04/02 21:20
冷静で的確な回答ありがとうございます。こちらも頭が冷えました。
保険は最低限に、運用と分ける。という考えに戻りました。保険の当初期間をもったいなく思っていたのに、アドバイスを貰う内に、悩んでしまいました。
斡旋手数料については質問しています!
・5年程の短期で…→利回りと期間が確定している商品以外は再考します
・イデコは…→積立額減額で手数料が増え利回りが下がるのではと考えます
・積立NISAは…→バイ&ホールドだけだと出口調整のしにくさを感じます
・NISAは…→インデックスの長期運用をしたく10年でも短いと感じます
初心者の考えなので、ご気分を害しましたらすみません。アドバイス頂けますと嬉しいです。
森本 直人
2019/04/03 13:42
評価・コメントありがとうございます。
以下、追加でお書き頂いた論点への回答です。
・5年程の短期資金については、もし5年後の使い道がはっきりと決まっているのであれば、銀行預金に置いておくのが無難かもしれません。
短期の運用は、どうしても賭け事の要素が強くなるので。
・イデコは口座管理料が固定で年数千円程度掛かるので、確かに積立額が少ないと運用効率は下がるかもしれません。
ただ、年数千円程度なので、節税効果などを考慮した上で、どう判断するかだと思います。
・積立NISAは、非課税メリットを享受するためには、同じ銘柄を20年持ち続けなければなりませんが、もちろん、運用状況をみながら、20年の満期を待たずに利益確定もできます。
・一般NISAは、今後恒久的な制度になるのか、確かに不透明な部分があります。
ただ、ISA発祥の地イギリスでは長年定着している制度ですし、日本も政策的に個人の投資を促す必要があることから、完全に終了してしまう可能性は低いのではないか、と個人的にはみています。
もし仮に終了しても、10年間の非課税メリットを享受した上で、その後も特定口座で継続すればよいわけですし。
なお、公開のQ&Aページでは質疑応答のやりとりを継続できない仕様になっているので、もし引き続きのご質問等があれば、お問い合わせフォームからお知らせいただけると幸いです。
回答専門家

- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
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