ユニットリンク保険への切り替えについて - お金と資産の運用 - 専門家プロファイル

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ユニットリンク保険への切り替えについて

マネー お金と資産の運用 2016/04/25 05:28

はじめまして。どうぞ、よろしくお願いいたします。
現在35歳で年収540万、貯金は400万です。
婚約中の30歳の彼女と今年結婚します。

年末か来年早々に入居希望で住宅を建てようとハウスメーカーと打ち合わせ中ですが、ハウスメーカーよりライフプランを検討しましょうということで、アクサ生命のFPさんをご紹介いただきました。
ライフプランとしてはこのような感じです。
・子供は二人
・住宅ローンの借入額は3,200万〜3,400万円
・変動金利で借入
・これから資産運用を初めて複利で増やしていき、60歳時(定年退職時)に再就職して所得が減っても運用で増やしたお金を取り崩して住宅ローン残額約900万円を返済

FPさんのご提案は結論として、現在の生命保険からアクサ生命の保険に切り替えましょうという内容でした。
今回気になったのは、現在加入中の個人年金(30歳から65歳まで20,000円/月。65歳から10年間、106万円/年を受け取る)をユニットリンク保険(16,000円/月)に切り替えるご提案についてアドバイスを頂きたく思います。

内容としては死亡時に約720万円受け取れる点と主目的は資産運用で年利7%だと60歳時には払戻金が約920万円なので、それで住宅ローンの残額を返済しましょうという目的の保険でした。
通常、16,000円を年利7%の25年間複利で運用すると、約1,290万円とユニットリンクと370万円もの差になりますが、投資信託ですと分配金と解約時の譲渡益に税金がそれぞれ20.315%発生するのため、それを考慮すると、投資信託が10万円ほど多くなるだけでした。(毎月分配型と年1回分配型で比較してもさほど変わりませんでした)
NISAを利用した場合の比較検証はしていない点と信託報酬等の運用関係費を考慮していない点が抜けていますが、FPさんから「15年20年と長期間活用して複利でお金を増やしていきましょう」というご提案には納得でき、投資信託にも興味が湧きましたが、死亡時に720万円支払われるユニットリンク保険の方がいいのでは?と思っています。(ユニットリンク保険は満期時の受け取りを年金型にする等、税金が極力かからない方法で受け取りましょうと言われました)
そもそも私の計算(投資信託の税金計算)が間違っていれば、ご指摘お願いしたいですし、こういった状況下でのユニットリンクが総合的にメリットある保険がどうかをアドバイス頂きたく思います。
よろしくお願いいたします。

補足

2016/04/25 05:53

補足ですが、現在私の加入している生命保険は簡単に書くと下記のとおりです。
(保障内容は一部抜粋です)
1.終身保険(死亡or高度障害時250万円、4,850円/月)
2.新終身医療保険(入院日額1万円*120日。9,117円/月)
3.終身がん保険(がんの時50万円+180日の通院保障。2,102円/月)

これを下記の内容に切り替えるご提案でした。
1.年金払定期積立型変額保険(死亡or高度障害時120万円/年を60歳まで。9,000円/月)
2.入院保障保険(入院日額1万円*60日。7,480円/月)
3.がん治療保険(がんの時20万円+60ヶ月の通院保障。1,420円/月)

生命保険に関しては、下記の点で概ね納得しました。
1について
・私が死亡したor高度障害時に家族に年金が支払われる点。
(住宅ローンは団信で完済し、生活費の足しとしてこの保険から年金を受け取るのが良いと感じました)
・60歳満期時、運用利回り次第では払戻金が発生する点。
(年利5%で約220万円。いわゆる葬式代としてお使いくださいとの事でした。0%で76万円です)

2について
・入院保障は現在の日本の医療で120日間も入院する、あるいは再入院を合計120日する状況は全体からするとかなり少数だろうと思った点
(平生26年の厚生労働省資料で平均在院日数は全体で24日、がんは14日、心疾患、脳疾患の循環器系は21日という点から判断しました)

3について
・がんの平均在院日数が14日ということは、その後のフォローは通院となるため、通院時の保障が手厚くなる方が良い点。
(がん発症から5年間再発がなければ治癒とみなせる点から60ヶ月の保障が良いと感じました)

個人年金と合わせて、毎月総額36,000円支払っているのを、ほぼ同額で内容だけ変えましょうということです。

最後にですが、ライフプランでの「資産運用を初めて・・・」のくだりですが「始めて」の間違いでした。
失礼しました。

S.Nさん ( 岐阜県 / 男性 / 35歳 )

回答:2件

森本 直人 専門家

森本 直人
ファイナンシャルプランナー

2 good

変額保険と投資信託の比較について

2016/04/25 15:35 詳細リンク
(3.0)

S.N様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。

ご質問のユニットリンク保険ですが、お書き頂いた通り、同じ年7%を実現したとしても運用成果は、投資信託と異なります。

これは、保険料から保険関係費が差し引かれた上で積立部分に回り、さらに積立部分からも日々、運用関係費とは別に保険関係費も控除されるためです。

保険関係費は、死亡保険金の支払いや保険会社の事業経費、営業員さんの給料などに充てられます。

ところで、投資信託の税金計算(概算)は、下記ではないでしょうか。

運用益
1,290万-元本480万(月1.6万×12×25年)=810万

税金
810万×20.315%=約165万

ユニットリンクは、保障機能が付加されますので、単純比較できませんが、370万円の差が出るとすれば、やはり運用面では、投資信託の方が有利になるようです。


ただ、仮にコストが高くても、営業員さんを信頼して、継続的に運用アドバイスをもらうつもりであれば、私はそれも立派な考え方と思います。

日本では、「とにかく安く」の考え方が進みすぎて、「デフレ」という病から抜け出せないでいます。

自分が利用するサービスに、「とにかく安く」を求めるのであれば、自分の給料や報酬にも、「とにかく安く」の考え方が適用されて、文句は言えませんよね。

利用するサービスの価値とコスト(料金)が見合っているかの視点が大切と思います。

あと、もう少し補足すると、NISAの他に、確定拠出年金という候補もあります。

60歳まで引出しができないデメリットはありますが、税金、コストともに、変額保険やNISAより優れた面があります。

確定拠出年金は、利用できる人の条件がありますが、もしご存知でなければ、一度調べてみてはいかがでしょうか。

変額保険
アドバイス
NISA
ファイナンシャルプランナー
投資信託

評価・お礼

S.Nさん

2016/04/25 22:42

ご回答、ありがとうございました。
税金計算の件、ご指摘ありがとうございました。
ご指摘いただいた計算内容は分配金には課税されないという事でよろしいでしょうか?
となると、やはり投資信託はユニットリンクに比べてかなり優位ですね。

”自分が利用するサービスに、「とにかく安く」を求めるのであれば、自分の給料や報酬にも、「とにかく安く」の考え方が適用されて、文句は言えませんよね。”
仰るとおりです。
「自分」という商品が進化し続けないと会社内、業界内の「市場価値」が下がって給料が下がってしまいますもんね。(下がるに値する価値になった自分の責任ということですね)
サラリーマンだからといって、安定した給料、雇用だと思わないほうがいい時代だと思っています。
でも、市場価値を上げれば給与が増えるチャンスでもあるから、より頑張りがいのある時代でもありますね。

森本 直人

2016/04/26 12:51

S.N様、コメントありがとうございます。

上記税金計算(概算)は、分配金を考慮していませんが、仮に分配金が支払われ、分配金に課税されても、課税後の再投資に回るお金は、元本に組み込まれますから、譲渡時に二重に課税されることはありません。

分配金と譲渡益のどちらかで課税されるイメージです。

あとは、もし本格的に保険、運用プランを練るのであれば、有料相談もぜひご検討ください。

もちろん、無料相談でも、親身に相談に乗ってくれるFPはいますが、結果として、有料相談より高くつくことはあります。

サービスの価値の見極めがポイントです。

回答専門家

森本 直人
森本 直人
(東京都 / ファイナンシャルプランナー)
森本FP事務所 代表
050-3786-4308
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い

お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。

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小川 正之

小川 正之
ファイナンシャルアドバイザー

3 good

貯蓄と保障は分けた方が合理的です。

2016/04/25 13:26 詳細リンク
(3.0)

S.N様

ご結婚おめでとうございます。
私、マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社の小川正之と申します。

これからお子様が生まれたりしますと、ライフプラン・資金計画も変わってきます。教育資金の準備も必要になりますので、お子様をお考えでしたら今は資金を固定し過ぎない方が無難です。婚約者様ともよくご相談いただければと思います。
「住宅資金」「教育資金」「老後資金」が人生の3大資金と言われています。そして、住宅購入は人生で1番高い買い物だと言われているわけですが、人生で2番目に高い買い物は“保険”とも言われています。
そのFPの方は保険商品を販売して収入を得ているのだと思われますので、先方にとって都合の良い話が多いかもしれません。その点にはくれぐれもご注意いただければと思います。

資産運用を目的とするのであれば、保険商品(ユニットリンクなど)ではなくご自身で投資信託等を購入した方が有利です。ノーロード(購入手数料なし)で信託報酬も安い投資信託は沢山ありますし、NISA口座も活用できます。ユニットリンク内の投資信託(特別勘定)は運用関係費用が高く、保険関係費用等の負担もあるので資産運用としては非効率です。また、年率7%の複利というシミュレーションも楽観的過ぎると思います。私の経験上、保険会社の資料通りにならないケースの方が多いのでご注意ください。

日銀のマイナス金利導入もあり、住宅ローンも含めて金利は極めて低い状態になっています。住宅ローンは変動金利とのことですので、もしも金利が上昇した際には返済負担が増えてしまいます。変動金利が上昇したから固定金利に切り替えよう、と思った時には固定金利は既に上昇している可能性が高いです。その際に、ユニットリンクに保険料を払うよりも住宅ローンの繰上返済に充当した方が有利になるケースも想定されます。

これでも日本は先進国です。高額療養費制度もあります。私は、医療保険やガン保険は最低限で良いと思っています。極端な話ですが、保険に加入せずにその分を貯蓄に回しておけば(貯蓄があれば)、万一の際にもその貯蓄を使うことで間に合う可能性が高い、と思います。保障内容と保険料を確認して1番良いもの(安いもの)を選んでください。FPからの提案商品だけでなく、ご自身でも探してみると良いと思います。

死亡保障については、住宅ローンの団信もあるわけですので、お子様が独立するまでの定期保険(掛け捨て)で十分だと思います。または収入保障保険などを検討されるのが良いと思います。
解約返戻金のある終身保険をお考えになる方が多いですが、掛け捨ての定期保険にすることで死亡保障の内容が同じでも保険料が非常に安くなります。安くなった分を貯蓄・投資に回した方が将来の受取金額の面でも有利になる事が多いです。保険の営業マンは貯蓄と保障を一緒にしたがる傾向が強いですが、貯蓄と保障は分けた方が合理的です。
また、縁起でもないお話で恐縮ですが、万一の際には保険以外の現金・預金や投資信託等であっても配偶者や子に遺す事はできます。

ますはご夫婦でのライフプラン・資金計画を確りと立てることが大切です。その上で、保険や金融商品を活用する際には、目的に合った方法・商品をお考えいただければと思います。選択肢は沢山ありますので、色々な方の意見や提案を聞いてみるのも良いと思います。

以上、一つの情報としてお役立ていただければ幸いです。
ご質問やご相談等がございましたらお気軽にお申し付けください。

マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社
小川 正之

評価・お礼

S.Nさん

2016/04/25 22:28

ご回答ありがとうございました。
仰るとおり、紹介いただいたFPさん以外の方の意見も聞いてみようと思います。
有料でも構わないので、特定の商品にフォーカスした上での意見(それを売るのが最終目的)ではなく、客観的な意見をいただける方を探してみます。

小川 正之

小川 正之

2016/05/17 09:25

S.N様

この度は、コメントと評価をいただき、誠にありがとうございます。

ライフプラン・資金計画を確りと立てて、目的に合った方法・商品を選択いただければと思います。

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