柴犬 4歳 オス 本気噛みについて
2015/10/13 12:374歳になる柴犬(オス)が度々本気噛みをします。
家族だけでなく他人も噛んでいます。
唸ったりはほとんどせずに突然噛みに行くので対応がとても困難です。
もちろん事前に観察していると耳の向きや目つきで大体わかるのですが・・・
後ろ向きだったり、暗かったりすると見落としてしまうこともあります。
3ヶ月半でペットショップから我が家へ来ましたが、半月ほどで物への執着や本気噛みが出るようになりました。
生後半年過ぎに去勢、その後も噛む行為や物への執着が酷くなるばかりで1歳ころからトレーナーさんについてレッスンを始めました。
褒めること主体のレッスンでおやつも使います。
それによりほとんどの指示に従うことはできます。
いち時期(2歳過ぎ頃から3歳過ぎ位まで)全く噛むことも無くおちついて来たかと思ったのですが再び始まりました。
トレーナーさんのレッスンも嫌々でご褒美のおやつや褒め言葉にも反応しなくなります。(遠い目になります・・)
問題行動専門のトレーナーさんも探しましたが「柴犬の成犬は治らない」と断られました。
1件だけカウンセリングをしてもらえるところがあり、今はそこに賭けています。(今月末にカウンセリングを行います。)
家族間で懐き具合にもばらつきがあり、家族間の協力体制も今一つです。
そういう環境も一因ではないかと思いますが、犬以上に人間は複雑で上手くいきません。
頭の良い、根はとても優しく愛情深い子です。
保護した子猫の世話も手伝ってくれた子です。
触られることが小さなころから苦手でしたがレッスンを頑張って「足ふき」「ブラッシング」「歯磨き」「シャンプー」等
ちゃんと我慢もできます。保定の為の抱っこもできます。
噛むことは犬にもストレスがあることでしょう。
噛んだ後は飼い主や周りの不穏な気配も感じ取り暫く緊張した顔つきになっています。
何とかしてやりたいのです。
最後の綱で今月末のカウンセリングに賭けていますが、もし断られたら…と思うと・・・
家族が変わらなければいけないことは十分承知しています。
他のトレーナーさんが言うように治らないでしょうか?
質問が上手く伝えられなくてすみません。文章がぐちゃぐちゃになってしまいました。
どどららさん ( 東京都 / 女性 / 48歳 )
回答:2件
成犬の柴犬の噛みつきは治らない?!
ペット行動コンサルタントSENDAの千田純子です。
当方では、成犬の柴犬の噛みつきの問題のほとんどは改善できているので、「柴犬の成犬は治らない」というのは、個人的な見解ではないかと思います。しかし、最新のDNA解析では日本犬は非常に犬の古い遺伝子を持っているようで、洋犬のトレーニング方法では対応できないケースもあることが示唆されています。従来の西洋式のトレーニング方法では難しいことがあるかもしれません。
『トレーナーさんのレッスンも嫌々でご褒美のおやつや褒め言葉にも反応しなくなります。(遠い目になります・・)』と書かれているように、今のトレーニング方法はワンちゃんにとっては適していないのかもしれません。
先日も、動物愛護センターで咬みつきがあるので、危険犬として、処分対象になっていた柴犬MIXのワンちゃんがいましたが、里親希望の方が攻撃性を改善して、無事里親になることができました。
どどららさんのワンちゃんぐらいトレーニングができているワンちゃんであれば、十分改善することはできると思います。諦めずに良いトレーナーさんを探してください。もし、引き受けるところがなければ、私の方ではインターネットでの指導も行っておりますので、ご検討ください。
回答専門家
- 千田 純子
- (千葉県 / 獣医)
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
千田 純子が提供する商品・サービス
愛犬や愛猫を理解し、困った行動を改善するお手伝いをしていきます。
犬や猫の行動にお困りの飼い主さんにアドバイスしています。
本気噛み
ワンちゃんの問題行動の中で、噛むことが一番心を痛めてしまう行動ですね。きっと、飼い主の方も相当悩まれていらっしゃることと思います。
噛む問題行動は、そのワンちゃんが生まれ持った物ではありません。原因は大きく分けて二つあります。一つはトラウマから来る攻撃性です。これは、小さい頃あった怖いこと痛いことがあり、それに似た状況に身を置いた時に自分の身を守るために噛みます。これは精神的なトラウマなので時間がかかる可能性があります。しかし、飼い主の方がワンちゃんから見て強い信頼されるリーダーとなると、我慢ができるようになります。リーダーに対して唸ったり噛むことは許されないのが犬社会です。
もう一つは、ワンちゃんがリーダーで自分の強さをアピールするために噛みます。犬は群れで生活する動物で、その群れの一番強いメンバーがリーダーとして群れを守って従えていきます。この柴ちゃんは自分がリーダーと思って、リーダーのお仕事の一つとしての強さのしらしめを、噛むという行動でしています。自分がリーダーだと思うと、毎日強さをアピールする行動をとります。どのような行動を取るかはそのワンちゃんによってそれぞれ違います。どどららさんのワンちゃんは、この噛むことを選択するワンちゃんです。
一つ例をお話しします。ある7〜8歳のオスの柴ちゃんがかなりの攻撃性があるということで、私が飼い主さん宅に伺いました。攻撃性があるので完全な外飼いです。お散歩には毎日連れていらっしゃっています。ワンちゃんにとって自分の強さを飼い主の方にアピールする時は、このお散歩の時しかありません。どういう風にアピールするかというと、一つはリードの引っ張りです。グイグイいきます。もう一つは、お散歩をしてグイグイ前を歩いているのに突然立ち止まり飼い主さんの方を振り向いて急にガウガウと襲うのです。これを毎日毎日していました。私が伺って、ワンちゃんから見た強いと思われる行動を飼い主さんにご指導いたしました。すると、ワンちゃんはすぐに借りてきた猫のようにおとなしく、横についてとぼとぼ歩き始めたのです。ワンちゃんのトレーニングは、ワンちゃんに覚えさせる物ではありません。飼い主の方がワンちゃんから見て尊敬される強いリーダーになれば、ワンちゃんは何歳でも必ず変わります。
ワンちゃんから見てリーダーらしい堂々とした態度をとることが大事です。柴のワンちゃんは狼に一番近い犬種のひとつです。犬社会の群れの規則をとても大事にします。リーダーはいつも強くないといけません。そのためには、なるべくおやつは使わずに態度で強さを示して見てください。
回答専門家
- 川添 千絵
- (犬の問題行動解消セラピスト)
- バークバスターズ ジャパン 代表取締役
問題行動がある犬と飼い主さんをハッピーにできるしつけです。
ワンちゃんが大好きで始めたお仕事ですが、今はもっともっと好きになってます。ワンちゃんも飼い主さんもハッピーになってもらえるのは、本当にうれしいです。餌を使うことなし、無理矢理押さえることもなし。年齢や問題行動問いません。
(現在のポイント:-pt)
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