多頭飼い、犬が犬の耳を本気で噛みました。
2017/10/25 10:31少し長文になりますがよろしくお願いします。
先住犬11歳の耳を先月やってきた保護犬6歳が本気で噛みました。
どちらもキャバリア、メスです。
状況としては、母がおやつを先住犬と保護犬両方にあげたあとです。
わたしも見ていなかったので母の話になりますが、おやつをあげて少し目を離したすきに保護犬が耳に思いっきり噛みついていたとのことでした。
母は離そうとしたそうですがなかなか離れなかったようでかなり力が強かったのではと思います。
先住犬はマイペースですがとても穏やかでパピーの頃から他の犬や人に吠えることなどは一切なく、ベランダに出してほしいとき、散歩に行きたいとき、ご飯がほしいときなど合図として吠えることしかありません。
ほかの犬を噛んだり、威嚇したりなどもないです。
保護犬は繁殖引退犬で少ない余生少しでも幸せに暮らしてほしいという父の意向で先月引き取りました。
こちらはすずめやハトを追いかけたり先住犬にはない犬らしさがあり、まれに子どもや自分より体格の小さな犬に吠えたりすることがあります。
保護犬だったからなのか、我が家では甘えたで先住犬を膝の上にのせて座っていると自分もと割り込んでくることがあります。
保護犬は今まで狭いところに閉じ込められていたこと、先住犬は老犬であまり行動なく寝ていることが多いことなどを含め、できる限り自由にと先住犬が暮らしてきたまま、保護犬にもゲージを用意しませんでしたが
家族が外出してしまったあとのことを考えるとゲージを用意すべきなのでしょうか。
万が一のことがあり、先住犬に怪我を負わせてしまうのは防ぎたいです。
その場合どちらをゲージに入れるのかという問題があり、11年間の生活を変えることは難しいと思いますし、保護犬を入れた場合なぜ自分だけと怒りの矛先が先住犬に向いてしまわないかと考えれば何が正解かわかりません。
わかりやすいようにと、先住犬、保護犬と分けて記述しておりますがどちらも大切な我が子であり愛しい存在です。
ストレスがないことは不可能でもどちらも生活しやすい環境にと思っております。
拙い文書で申し訳ありません。アドバイス頂ければ有難いです。
mtr402さん
(
兵庫県 / 女性 / 24歳 )
回答:2件
成犬の多頭飼いをする場合は。
ペット行動コンサルタントSENDAの動物行動専門の獣医師 千田純子です。私は行政の動物保護指導センターの収容された犬猫の評価や里親へのアドバイスを行っています。
保護犬であろうと、家庭犬であろうと、成犬は何かしらの癖があることが多いので、長年自分の家庭で暮らしてきた犬と同じように最初から部屋に自由にして飼うのは、かなり冒険ではないかと思います。
さらに、繁殖用の犬であった場合は、あまりしつけをしていない場合が多いので、一からしつけをするつもりで飼い始めた方が良いでしょう。
私も保護犬を預かったことがありますが、人がいない時は必ず、犬たちはケージの中に入れておきました。人がいてもトラブルが起こるので、目を離すことはしませんでした。慣れるには数ヶ月かかると思っておいた方が良いでしょう。
基本的に、環境が変わった時にケージ飼いにしてしまえば、犬はそれなりに諦めることが多いです。最初は新しい犬はケージに入れておいて、人がいる時だけ自由にしてあげます。それでも、最初から2頭を一緒にするのは危険が伴います。数ヶ月かけて少しずつ一緒の時間を増やしていく必要があります。一度噛んだことがあるのであれば、2頭をフリーでいる時はバスケットマズルをつけておくことも考えた方が良いでしょう。
11歳の先住犬の生活を変えるのは、高齢犬のストレスにもなりますので、なるべく変えないように考えてあげたいものです。
今まで狭いところに閉じ込められてきた犬の中には、急に居心地の良い環境を与えられると、所有欲が出てきて、攻撃性などを示してくることがあります。自由を与えることがその犬にとって良いことばかりではない場合もあります。その犬に合わせて、新しい生活に馴染めるようにしつけをしてあげてください。
評価・お礼

mtr402さん
2017/10/26 10:01文字数が足りず説明不足でしたが、引き取りまでに先住犬と何度か面会を重ねたことや、保護団体さんのほうでは比較的穏やかでケンカのない子たちはゲージに入れない時間のほうが多く、保護犬もそのグループだったことなども考慮しゲージを用意しませんでしたが
おっしゃる通り、環境が変わったときにゲージを用意してあげればよかったですね。
今後、また保護犬などをお迎えするときの参考にさせて頂きます
ご回答ありがとうございました
回答専門家

- 千田 純子
- (千葉県 / 獣医)
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
千田 純子が提供する商品・サービス
ワンちゃん同士の喧嘩
ご自分が可愛がっているワンちゃん同士が喧嘩をすると悲しくなりますね。ワンちゃんが他のワンちゃんや飼い主さんを噛む場合は、嫌いだから噛むのではありません。もう1匹のワンちゃんに対して、自分の強さをアピールしたいから噛みます。
ワンちゃんは群れで生活をしていて、その群れの外にはたくさん敵がいると信じているのがワンちゃんの本能です。そのために、群れが強くならなければいけなく、群れの一番強いメンバーがリーダーとして群れを守って従えていきます。この状況では、後から来たワンちゃんがリーダーのはずです。ワンちゃんの世界は年功序列ではありません。強い者が必ず上になります。それに対して、人間が手を加えようとしてしまうと、上にいるはずのワンちゃんが下のワンちゃんに対して怒って噛み始めてしまいます。もちろん、一番いい状態にするのは飼い主さんがワンちゃん達よりも上の立場に立つことです。
あるご家庭のお話をします。奥さんが2匹のワンちゃん達を飼っています。それぞれ、5歳と6歳です。今まで仲良く生活をして来たのにあることがきっかけになって、二人が血みどろの喧嘩を始めました。そのきっかけは、ご主人様がお亡くなりになったのです。きっとご主人様がリーダーだったのです。そのリーダーが亡くなったので、ワンちゃん達でリーダーシップ争いを始めた結果、血みどろの喧嘩が始まりました。ということは、奥さんは3番手だったのです。私が伺って奥さんにリーダーシップの取り方をご指導をして、リーダーになっていただくと、またワンちゃん達は仲のいい2匹に戻りました。
人間社会に住んでいるワンちゃんがリーダーになると、しなくてもいいお仕事をたくさんしてしまいます。例えば、チャイムに吠えたり、人間の物を盗んだりかじったり。これは全てリーダーとして、しなくてもいいお仕事です。人間がリーダーになるとワンちゃんはとっても穏やかになり、安心して暮らせるようになります。
今していただけることは、後から来たワンちゃんを先住犬よりも上だとして扱って見てください。できれば、飼い主さんがリーダーシップをとると今後も喧嘩やいろいろなことがあっという間になくなるはずです。頑張ってリーダーになってワンちゃん達を守ってあげてくださいね。
評価・お礼

mtr402さん
2017/10/26 09:33あくまで、先住犬に負担がかからないように、先住犬優先でとばかり考えていました。
老犬なのもあり、闘争心もなく我関せずといった感じですので
保護犬を上位としてお世話をしていこうと思います。
回答ありがとうございました。
回答専門家

- 川添 千絵
- (犬の問題行動解消セラピスト)
- バークバスターズ ジャパン 代表取締役
問題行動がある犬と飼い主さんをハッピーにできるしつけです。
ワンちゃんが大好きで始めたお仕事ですが、今はもっともっと好きになってます。ワンちゃんも飼い主さんもハッピーになってもらえるのは、本当にうれしいです。餌を使うことなし、無理矢理押さえることもなし。年齢や問題行動問いません。
(現在のポイント:-pt)
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