対象:マナー
回答:2件
コーヒーカップの取っ手は形と楽しみ方で使い分けましょう
こんにちは、スノウ2250さん。インタープロスの竹上順子と申します。
お客様にコーヒーをお出しする時の取っ手の向きですね。
コーヒーカップのセッティングは、お茶をいただく際のカップの形状と
楽しみ方によって違います。
カップの形状では、大きなマグカップと小ぶりで繊細なカップに分かれ
ます。
大きなマグカップの場合、一度に沢山の量が飲めて、かつ右利きの方が
多い(想定とし)、そのまますぐに持ち上げて飲むことが出来るなど合
理的なことから「アメリカンスタイル」。小ぶりで繊細なカップの場合、
取っ手を左から右に回し、立ち上る香りを楽しみながら飲むことから
「ヨーロピアンスタイル」と言います。
「アメリカンスタイル」で飲むカップの取っ手は右側にあり、「ヨーロ
ピアンスタイル」であれば左側に取っ手がくるように作られていますの
で、カップの絵柄やロゴを見るとそれがどちらのスタイルのカップなの
かを見極めることができます。
もし、どちらに取っ手を向けたら良いのか迷った場合、カップの絵柄や
ロゴが手前正面(お客様側)にすると良いでしょう。
コーヒーや紅茶を入れる前に選んだカップがどのような形状をしている
のかを確認してからお出しするようにしましょう。
また、お客様にどのようにお茶を楽しんでいただくかを考えながらカッ
プを購入されるのも良いのかもしれません。
その時の状況に合わせて使い分けましょう。
回答専門家
- 竹上 順子
- (研修講師)
- 代表取締役
We’ll move into action For you・・・
変化する時代の中にあっても、 不変である“心の豊かさの実感” と“成長できる喜び”を、仕事を通じて実現していきます。先人の教えを現代の求めに応じて変化させ、社名の考え方、双方向(Interactive)繁栄(Prosperity)を実現します。
佐野 由美子
ビジネススキル講師、マナー講師
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今の時代は「右」がポピュラーのようです
スノーさん、こんにちは。
これは良く質問される作法ですね。
接客の現場でも、レストランでも、時代と共に また習った先輩によって教えられたことが異なっている典型的な事例かもしれません。
昔は、カップの取っ手は「左」と習いました。
ところが今は、レストランでも敢えて「右」に置くところが多くなりました。
コーヒーが日常の飲み物になって、カップ自体もシンプルなデザインが主流の現代、「お客様の使いやすさ」を重視してマニュアルも作られています。
取っ手を右にお出しした方が、違和感なく自然に手に取れますよね。
ビジネスシーンでも同じではないでしょうか。
もちろん、ヨーロッパ系の正統レストランで接客指導にあたるときは、コーヒーカップ、ティカップの絵柄の意味合いと 正しいサービススタイルを教えます。
いい器を使っているのに、逆向きにセッティングしてしまったら台無しだからです。
これはご家庭でも同じ。お客様にお出しするカップによって判断するのが良いですね。
時代と共に、おもてなしのマナーも変わってきています。
良いしきたりを知った上での、相手に対する自然体な敬意の表し方こそ「思いやり」だと思います。
(現在のポイント:5pt)
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