対象:マナー
佐野 由美子
ビジネススキル講師、マナー講師
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今の時代は「右」がポピュラーのようです
スノーさん、こんにちは。
これは良く質問される作法ですね。
接客の現場でも、レストランでも、時代と共に また習った先輩によって教えられたことが異なっている典型的な事例かもしれません。
昔は、カップの取っ手は「左」と習いました。
ところが今は、レストランでも敢えて「右」に置くところが多くなりました。
コーヒーが日常の飲み物になって、カップ自体もシンプルなデザインが主流の現代、「お客様の使いやすさ」を重視してマニュアルも作られています。
取っ手を右にお出しした方が、違和感なく自然に手に取れますよね。
ビジネスシーンでも同じではないでしょうか。
もちろん、ヨーロッパ系の正統レストランで接客指導にあたるときは、コーヒーカップ、ティカップの絵柄の意味合いと 正しいサービススタイルを教えます。
いい器を使っているのに、逆向きにセッティングしてしまったら台無しだからです。
これはご家庭でも同じ。お客様にお出しするカップによって判断するのが良いですね。
時代と共に、おもてなしのマナーも変わってきています。
良いしきたりを知った上での、相手に対する自然体な敬意の表し方こそ「思いやり」だと思います。
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この回答の相談
取引先のお客様が来た時に、コーヒーを出します。
その時、取っての向きはお客様から見てどちら側に向けて出すという法則はあるのでしょうか、教えてください。
スノー2250さん (島根県/31歳/女性)
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