対象:住宅・不動産トラブル
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お世話になります。
高気密高断熱住宅が希望で、注文住宅を建築し、今年の7月から入居しております。
冬になり外気温の低下とともに室内においても、当然寒くなるためエアコン、床暖房を稼働させても部屋全体が暖まらず、室温にムラがあり冷気を感じるところもあります。この原因をいろいろ探ってみると、コンセントや照明スイッチなどの壁に取り付けてある開口周りから空気が入り込み、特にキッチンの換気扇が稼働している時は、開口部からろうそくの炎が激しく揺れるくらい空気が流入してきます。それが外気なのか室内の空気が循環しているのかはわかりませんが、冷気を感じるため、とにかく寒いです。
気密測定をしていないため、施工不良が原因なのか、構造上やむを得ないものなのか、お教えいただけないでしょうか。仮に施工不良の場合、後施工の補修方法はあるのでしょうか。また構造上やむを得ない場合の冷気の侵入を防ぐ対処方法はあるのでしょうか。
設計概要(設計図書に記載されているものの抜粋)
・木造2階建て
・外断熱(ネオマフォーム)
・等級概要
省エネルギー対策 4等級
空気環境対策 4等級
よごさん ( 愛知県 / 男性 / 34歳 )
回答:2件
施工不良が考えられます
繊維系素材で壁内充填型の断熱方法の場合は、室内側にビニールシートなどの
気密バリアが必要になって、そこが破られるコンセントやスイッチ廻りから
冷気が入ることは考えられます。
しかし、ネオマフォームの外断熱ということですので、外断熱の場合は壁内は
室内と同じ温度空間になります。
したがって、コンセントなどから冷気が入ることはあまり考えられません。
外断熱のパネルは、パネル同士を気密テープで貼り合わせるので外気の侵入
箇所はほとんどありません。
ただし、土台近辺、軒近辺、出窓などの複雑な形状の窓あたりは断熱パネル
が途切れる箇所です。
このあたりは、現場発泡のウレタンフォームを吹きつけて塞ぎます。
もし、ここのウレタンフォームの施工を忘れていたらおっしゃるような状況が
起こりうると思います。
もしくは、基礎断熱の場合は土台下の気密テープが施工されているか?
通常の基礎の場合は、床下の断熱材もネオマフォームで気密施工されているか。
なども重要です。
気密バリアが必要な工法以外は、あまり気密測定は必要ないと思うのですが
おっしゃるような状況を読むと施工不良が疑われますので工務店さんと
相談して気密測定をしてみてはいかがでしょう。
断熱の補修というのは非常に難しいです。
この場合は、箇所が特定できればそこをウレタンフォームで塞げば良いの
ですが、内側の石膏ボードとクロスは剥がすので箇所が特定できないと
非常に面倒です。
まずは、本当に施工がきちんとできているかを確かめる為に気密測定を
するのが良いと思います。
回答専門家

- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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近藤 崇
不動産業、建築業
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冷気を防ぐ対処法
ご建築された、建築業者様と関係のない、簡単な冷気侵入対策のお話をさせていただきます。
換気扇を回しっぱなしにしていると、冷気はコンセントや、畳の隙間などからよく入ってきます。
換気扇のスイッチを切ると、隙間風は無くなり、劇的に暖房効果が上がります。
気密性能が高いと言っても、排気をする(換気扇などをまわす)なら、給気をしなければなりません。
気密性の高い状況で、排気ばかり行うと、換気扇などの排気機器が故障してしまうことがあります。
掃除機でカーテン等を吸ってしまうと、掃除機が大きな音を出して大変なことになりますが、家でもあれと同じような現象が起きます。
空気環境対策が取られているということは、換気の回数を減らしてもいいかもしれませんので、換気扇を弱めるか、または止めるか、もしくは、給気のルートを計画してしまえば、暖房のムラを軽減できると思います。
(現在のポイント:-pt)
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