従業員カウンセリングの効果的な方法は？

こんにちは、初めまして。
クラリティマインドの鮎川詢裕子と申します。

ご質問下さりありがとうございます。

従業員の方向けにカウンセリングを行っていらっしゃるとのこと
従業員の方にとっては心強い制度だと思います。
大切な従業員の心の健康のためにどのような制度が考えられるかを
考えてみましょう。


まず、カウンセリングを受けに来られる従業員お一人おひとりには
それぞれ独自の状況があって、それを解決するために
カウンセリングを受けに来られることと思います。


この従業員がお持ちの独自のテーマをしっかりと聴くことができることが
大切になってきます。


そのためには、目の前のクライアントがお持ちの悩みや
本当に望んでいらっしゃるテーマを聴き、寄りそうことができる
要素をお持ちの方がカウンセリングを担当されることが
望ましいのではないでしょうか。

選択肢の一つとしてカウンセラーやコーチの活用も
考えられるかもしれません。


心の癒しを求めている方や、考えや気持ちを整理されたい方、
目標に挑んでいきたい方、モチベーションを上げたい方、
人間関係、そしてコミュニケーションについてなど
テーマによって対応が可能になってくることでしょう。


状況に応じて医師と連携出来る体制を整えられ
また守秘義務を守った上で傾向ををつかむことができれば
社内で事前に対応できる方法が見つかるかもしれませんし
テーマに沿ったセミナーを実施することも可能に
なってきます。



従業員の皆さまが「利用してよかった」と効果を実感され
会社においても総合的に活用できる制度になるよう祈念しております。


なにかご質問等がありましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。


感謝をこめて。

お世話になっております。
産業医の武神ともうします。

従業員のメンタルヘルスのために、すでに産業医のカウンセリングを行っているのですね。
そして、実際に利用した社員の感想があまりよくないという状況かと思います。

だとすれば、答えは簡単です。

産業医を変えることを考えるべきです。


また、カウンセリングを前面にだして面談者を募っているのであれば、それを廃止し、何でも相談的なものにした方が、自由に相談できる環境になると思います。


現在の産業医に満足しているor変えられない理由があるのであれば、別途カウンセラーを雇うしかないと思います。
現在の状況では、別途カウンセラーを雇っても、他のEAP企業に依頼しても、結局は、その企業の連れてくるカウンセラーの「質」次第だと思います。


産業医を変える＝産業医一人の相談体制
もしくは、
産業医とカウンセラー二人の相談体制
となると思います。


人選のポイントですが、これはもう、何度もインタビューをするしかないと思います。

まずは、一般的な面接かと思いますが、この中では、労働安全衛生などの知識と経験も確認するだけでなく、どのようなポリシーで臨床医と産業医を行っているかをご確認ください。

次に、一般的な面接ではなく、実際の面談（カウンセリング）を行うべきです。
一人20分程度で、3-5人行えば充分かと思います。
実際に、人事部の中で何人かが、自分たちが相談者となり、相談してみて、一番かった人をさいようしてみてはいかがでしょうか。


カウンセラーを選ぶ時も同じかと思います。加えていうならば、実際にカウンセリングを日常で行っているか否かをしっかり確認することをお勧めします。免許はあるが、患者さんがいない人もそれなりにいます。

個人的なお勧めとしては、現在、精神科などのクリニック（や病院）でカウンセラーとして働いている人を雇うと一番いいと思います。なぜなら、この人たちは、実際に、薬のみの治療を受けている人、カウンセリングだけを受けている人、薬とカウンセリングの両方の治療を受けている人達を日常的に見てるという点があります。

そのカウンセラーが良識的な方であれば、「これはカウンセリングだけでは不十分だろう」という人がいたときには、しかるべき対処をしてくれると期待できます。