対象:矯正・審美歯科
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堀内 晃
歯科医師
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Re:歯科矯正
あけましておめでとうございます。
長崎の堀内と申します。
さて、お問い合わせの件ですが、矯正治療によってできた隙間のためにラミネートべニアをする必要性やどうして矯正で隙間が閉じれないのかということと、隙間が閉じた後に何をするかということ、そして抜歯をしての成人矯正が2年以内で終わるのかということに関してですね。
治療によってできた隙間を埋めるまたは詰めるということについてになりますが、最終的にこれ以上の移動は難しいあるいはやっても後戻りの原因になると判断された場合には、前歯の隙間を埋める処置を選択することもあるかもしれませんね。アンテリオールレシオと専門的には言いますが、上下の糸切り歯までを含めての糸切り歯がいいかみ合わせとして機能するための上下の前歯のサイズの比率というのがあります。それを逸脱してしましますと後々の歯列の安定に影響することがあります。そういう場合は、患者さまの了承を得てたとえば前歯の幅を少し小さくしたり、大きくしたりということはありますね。
また、下の歯だけが先に隙間が閉じられたということからすると上の隙間が結果的に残ってしまった可能性がありますね。そこをインプラントをつかってなるだけ閉じようということなのかもしれません。ただし、それでも閉じない場合を想定してラミネートべニアなどで隙間を閉じる必要があるかもと説明されたのではないでしょうか。
そして隙間が閉じた後に何をするかですが、こちらも専門的に言いますとフィニッシングといいますが上下のかみ合わせの最終調整ですね。といっても患者さまにはわからないと思いますが、上下の歯は当たればいいというわけではなく、咀嚼をするために適切な配置というのがあります。また、適切な位置でしかも上下の歯の当たり具合が非常に重要です。ですから、むしろそこからが矯正治療をうけられる上で重要な場面になるかもしれませんね。
最後に、抜歯しての成人矯正治療で2年以内というのがあるのかということについてですが、希にですが、あるにはあるでしょう。
抜歯した隙間が凸凹を取っていると同時に閉じてしまうようなケースですね。
そういう場合は、すぐにフィニッシング処置に入れる場合がありますね。
ただし、矯正治療はあくまでも見た目や期間が重要ではなく、長くいい状態で機能できるかが重要な課題かと思われます。
担当医の先生とよく相談されてください。
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