矯正用のインプラントについて

青山骨董通り矯正歯科の東海林貴大（しょうじたかひろ）と申します。
御質問に回答させていただきます。

・痛みについて
矯正用のインプラントについてですが、歯茎にスクリューを打つということで
ままぷ様が不安に思う気持ちもよくわかります。

ただ、私のクリニックでも矯正用インプラントを使用することがありますが
痛みについてはほとんどの患者さんが想像より全然痛くなかったと話しています。
（抜歯された方は、抜歯の方がきつかったとおっしゃります。）


もし、インプラントの部位が炎症などを起こしていれば痛むこともあるかもしれませんが
一般的には力を加えたときには歯のように痛みがでることはありませんので安心してください。

・期間について
矯正治療の期間は一般的に2年前後です。
それは、インプラントを埋入した場合でも大きくは変わりません。

インプラントで治療期間が短縮になるのは歯を動かした場合に
動かしたい歯以外が反作用をうけにくいので最短で治療ゴールに迎えるということです。

特に、歯が早く動いたりするわけではありません。

※インプラント治療への考え
先生によってインプラント矯正に対して賛否、色々な考え方がありますが
私個人の考えとしては動かしたい歯を動かせる、そして今までは動かすのが難しかった方向にも
動かせるので、すごい可能性がある治療だと思います。

ままぷ様こんにちは。
本郷壱岐坂矯正歯科の大原です。

インプラントの必要性については先の回答でお分かりかと思います。矯正力による痛みはないです。
私のサイトでも治療期間は2年前後としてますが、これはワイヤーのみの目安です。因みに私はインプラントは利用しません。あくまでもシンプルに治療を行なっております。

インプラントを使用する事で、治療期間の短縮化をうたっている矯正医もありますが、かなり強い力で引っ張っているのではと心配です。矯正力が強すぎると、歯根や歯周組織に悪影響を与えたり、反動で後戻りが激しく起ってしまう事があるからです。そのあたりを熟知されている先生なら問題は無いと思いますが。

当然、使わないで済めば患者さんの負担も少なくなるのです。使わなくていいような治療計画にすればいいのにと、いつも思っています。

ご参考になさってください。

大原

本郷壱岐坂矯正歯科
http://www.ikizaka.jp

長崎の堀内と申します。さてお問い合わせのですが、矯正用インプラントは、治療の際は痛みはないと思ってもらっていいです。また、インプラントにゴムをかけるときは、基本的インプラントの部位の骨には痛みはないですが、ゴムが歯茎にあたったりして痛いときがある程度です。そういうときは、歯ぐきに当たらないように調整できますね。
インプラント治療でも矯正治療の期間の目安ですが、やはり幅はあります。インプラントを使って治療期間を短くするということを目的とされているようならそういう書き方でホームページに記載されているかもしれません。
ただ、インプラントを治療期間の短縮のためではなく、治療の成果をよりあげるために用いているのであれば、治療期間は短くなることはないかもしれませね。
インプラントを単にヘッドギアの代わりに用いるということであれば、ヘッドギアが患者さまの使用頻度によることを考えれば、インプラントは黙って２４時間仕事をしてくれますのでその分早いことになりますよね。答えになっていませんかね。
担当の先生がインプラントを使用されていない時と使用されたときとで治療期間の差がどれくらいあるか感覚的にご存じだと思います。あとは、個人差になりますので担当の先生に聞いていただくのがいいかもしれませんよ。