対象:矯正・審美歯科
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顎のしゃくれ感が主に気になる場合、手術で下顎を後退
多くの症例で、受け口は外科療法を用いないで、矯正歯科治療のみで治すことは可能ですが、あごのしゃくれ感(下顎の前突感)が主に気になる場合には、外科手術によって下顎を後退させるべきでしょう。また、頤部(下顎の先端)の突出が大きい場合には頤部の外科切除も可能です。いずれにしても、矯正歯科専門医によく相談して方針を決めるようにして下さい。
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受け口(反対咬合)の矯正治療の症例
青山審美会歯科矯正クリニック(渋谷駅・表参道)
舌側矯正の専門サイト
評価・お礼
じゅちゅうさん
受け口が矯正で治っても、しゃくれが矯正で治るわけではないのですね。5名の専門医の方からのご意見を頂戴し大変参考になりました。ありがとうございました。
回答専門家
- 小谷田 仁
- (東京都 / 歯科医師)
- 医療法人社団審美会 青山審美会歯科矯正クリニック
約30年の実績による舌側矯正と審美矯正。質の高い治療に努めます
東京都渋谷区にある、矯正歯科・審美歯科・歯列矯正の専門医です。 特に舌側矯正(裏側矯正)に関しては、開業医としては日本で初めて全面的に臨床に取り入れ症例数4400件以上(1980年1月~2011年1月)を超えています。確かな技術と安心の提供に努めています。
下あご自体を引っ込める外科矯正治療
はじめまして,東京都北区にあります赤羽矯正歯科
の名取です。
受け口とあごのしゃくれ感の両方を治すためには、矯正治療と外科治療の両方が必要になります。
まずは矯正治療を開始して(術前矯正治療約1年〜)、外科治療(約2週間くらいの入院)、術後矯正治療(約1年〜)といった内容となります。
外科治療は多少大がかりな手術になってしまいますが、術後の顔ぼうの変化が大きく、
下あご自体がひっこむため、とてもよい結果が得られます。
しかし、外科治療後の数か月間は大きく口があけられなかったり、唇の周囲やほっぺたがしびれるような感じがしたりと、大変な面もありますので、矯正専門医によく御相談されることをおすすめいたします。
受け口(反対咬合)の症例
回答専門家
- 名取 晶子
- (歯科医師)
- 医療法人赤羽矯正歯科
女性矯正専門医が、「見えない」矯正で歯の悩みを解決へ導きます
「人に気づかれず歯並びを治したい」という女性の方へ、歯の裏側へ装置を着ける「見えない矯正」の技術をご提供。矯正専門医としての豊富な経験と、女性ならではのソフトな診療で、安心の環境を目指します。赤羽や東京近県にお住まいの方はご相談ください。
堀内 晃
歯科医師
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しゃくれのほうはかなり気になりますか?
はじめまして長崎の堀内です。
さて、しゃくれのほうがかなり気になられるということでしたら、下顎自体をうしろに下げる必要がありますので外科的に下顎を後ろにもっていくことになります。これはかなり大掛かりな処置になりますので勇気が必要だと思われますが、結果として満足いく結果が得られやすいようです。しゃくれも気になるけどとりあえず歯並びだけということでしたら矯正の専門医と相談されて可能かどうか確認されてみてもいいのでは?
ただし、矯正治療のみということでしたら100%自費診療になりますが、外科処置併用ということでしたら大学病院などで治療をうけられると保険治療でできますよ。
晝間 康明
歯科医師
-
外科手術による下顎の後退
こんにちは,東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.
受け口(前歯部の反対咬合)を改善する場合の最も一般的な治療法は,矯正治療となります.
矯正治療により上下顎歯列を移動させ受け口を改善します.
この歯の移動は,僅かな移動で改善可能な場合は歯を抜かなくても移動が可能ですが,上下歯列がデコボコの歯並び(叢生:そうせい)であったり,移動量が多い場合は抜歯を行いスペースを確保して治療を行ないます.
また,矯正治療では反対咬合を改善する事で下唇の突出感は改善できますが,下顎全体の突出感やオトガイ部(下顎先端部分)の突出感(しゃくれ?)は改善できません.
したがって,下顎骨を後退させたい場合は外科矯正の適応になり,矯正治療で歯のみを移動し外科手術では下顎骨を移動させます.また,症例によっては上顎骨も移動させたり,オトガイ部のみ分割させて移動する場合もあります.
この様な外科矯正は,顎口腔機能診断施設の認定を受けた歯科医院であれば大学病院でなくても保険適応が可能となります.また,入院や手術に関する費用は高額療養費の適応にもなりますので費用を抑えて治療が可能となります.
治療の期間は,手術をするまでの準備を行なう矯正(術前矯正)に約1〜2年,その後手術を行ない手術後の矯正(術後矯正)を約3〜6ヶ月間かけ,より細かい仕上げを行ないます.
矯正以外の方法では,美容外科で手術を行なう場合がありますが保険は適応されず,咬合も不安定になる事が多く御勧めしません.
提示したシェーマは上顎骨を前方に移動し下顎骨を後方に移動した場合です.
当院は顎口腔機能診断施設であり外科手術を伴う矯正治療が保険適応可能となります.
年間の外科矯正症例数は2004年から2008年の平均で10症例でした.
当院の外科矯正の流れは下記ページで解説しています.
外科矯正・顎変形症治療のながれ
以上,参考になれば幸いです.
金田 竜典
歯科医師
-
受け口には3パターンあるんですよ。
こんにちは じゅちゅうさん。
歯科医師の金田 竜典です。
受け口には、
1、歯だけが逆に噛んでいるパターン(歯性下顎前突)
2、上下の歯の先同士が当るから下の顎を前にずらして咬むパターン(機能性下顎前突)
3、下の顎の骨が上の顎より前にずれているパターン(骨格性下顎前突)
の3つのパターンがあります。
今回は受け口だけではなくしゃくれも治したいということなので3番目の可能性が高いと思い ますが、可能性としては1〜3のどれでも考えられます。
まず、矯正専門の先生に相談して、自分がどれに当てはまるのかを確認することが大事です!!!
治療法としては
1、の場合→矯正治療(自費治療)
2、の場合→矯正治療(自費治療)または 矯正治療+外科治療(保険治療)
3、の場合→矯正治療+外科治療(保険治療)
となります。
・矯正治療のみの場合は便宜的に歯を抜いたり、矯正用インプラントを用いたり
する可能性があります。
・矯正治療+外科治療の場合でも便宜的に歯を抜く可能性があります。
・治療期間はどちらの方法でも同じくらい2年6ヶ月〜3年くらいかかります。
河合 悟
歯科医師
-
本当に何を治したいか、よく考えることが大切です。
「しゃくれ」つまり顔の外観が気になりそれを治したいのなら外科的な手術を行う外科的矯正治療しか有りません。手術を行わず矯正治療だけを行った場合には、歯並びは正常になり口元の感じは変わりますが、顔の外観である「しゃくれ」は治りません。
時々、受け口の咬み合わせ(上の前歯が下の前歯の内側に有る状態)を治すことで「しゃくれ」も改善されると誤解されている場合がありますが、咬み合わせを正しくしただけでは骨格的な変化は期待できないので注意が必要です。
まずは、自分の本当に治したいところ(主訴と言います)をよく考えた上で、矯正医歯科を受診されることをお勧めします。
福岡外科矯正ガイド
樋口矯正歯科クリニック 福岡
樋口矯正歯科クリニックの院長のブログ
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