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持ち物情報の重要性

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おはようございます、今日はソ連の建国日です。
ちょうど100年くらい前のことなのですねぇ・・・


自著『高校生からはじめる投資のはなし』について
利益を単式簿記で求めるだけでは、十分な情報が表現できない点について触れています。


利益を計算するのに、売上と費用だけを集計すれば良いのに、なぜ持ち物(資産や負債)まで集計するのか。
それは、企業や団体の状態を深く知るためには、利益だけでは不十分なためです。
例えば、以下の2つの企業を比較してみましょう。


企業A:保有資産は1,000万円
企業B:保有資産は1億円


これだけをみると、企業Bの方が優良企業のように見受けられます。
しかし、実際にはこの情報だけでは、企業の信用度を測ることはまったくできません。
例えば、その内容を精査したらこんな感じだとしたらどうでしょう?


企業A:保有資産は1,000万円、すべて現預金で所有
企業B:保有資産は1億円で、回収の見込みが怪しい貸付金がそのうち9,800万円を占めている


どちらの方が信用度が高いと言えるでしょうか?


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