昨日からの続き、法人について。
法人成りの分かりやすいメリットとして節税が上げられます。
ここで、まず税金の基本性質を確認します。
日本には数多くの税金が存在しますが、主要なものの内いくつかは
次のような性質があります。
それは課税対象を一人で抱えるよりも何人かで分けたほうが全体では
安くて済む、という性質です。
例えば利益を課税対象とする所得税や法人税を考えてみます。
納税者一人で利益を100獲得した場合、税金が40だとします。
コレに対して、二人で50ずつの利益を獲得すると、各々にかかる
税金は15くらいに減少します。
二人分足しても30ですから、税額が全体で10減少したことになります。
中小の法人成りはこの性質を上手く利用することにつながります。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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