【非上場企業の会計基準】 アメリカでの動きについて - 会計・経理全般 - 専門家プロファイル

森公認会計士事務所 公認会計士・税理士
東京都
公認会計士・税理士
03-6722-0960
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

【非上場企業の会計基準】 アメリカでの動きについて

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 会計・経理
  3. 会計・経理全般
企業会計

こんにちは、東京港区の公認会計士 森 滋昭です。

アメリカで、非公開企業の会計基準を作る動きがあるそうです。

具体的には、米国財務会計基準審議会、通常”FASB”と呼ばれるアメリカの会計基準の設定母体が、「非公開企業会計基準改善会議を設置する計画」を、2011年10月4日に公表しました。

この計画の中で、非公開企業会計基準改善会議(PCSIC)という組織の設置を提案しています。



日本でも、上場企業用の会計基準は、非上場会社にとって複雑すぎるということで、「中小企業の会計に関する指針」が作成されています。


アメリカでは、すぐに非公開企業向けの会計基準ができる訳ではないようですが、会計基準の複雑化に伴い、アメリカでも、日本と同様の議論が起きているようですね。

この検討過程で、
 ・「大GAAP」と「小GAAP」※、2つの基準を設けるのは望ましくない
 ・「小GAAP」が「大GAAP」に劣るものと考えられる恐れがある
 ・FASB(上場企業の会計基準を作る側)は、今まで非上場企業に十分な注意を払っていない
といった論点・懸念が出ているそうです。


 「大GAAP」とは、大企業用の会計基準
 「小GAAP」とは、中小企業用の会計基準
です。



アメリカというと、多くの企業が上場し、アメリカの複雑な会計基準を使っているイメージがあります。

しかし、どこの国でも、非上場会社にとって上場企業の基準は複雑すぎるし、そのため2つの基準を作ろうとすれば、同じような問題が出てくるのですね。


よろしければ、クリックをお願いします。↓

人気ブログランキングへ

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(東京都 / 公認会計士・税理士)
森公認会計士事務所 公認会計士・税理士

会社設立・創業融資をサポート

監査・税務・ビジネス、”3つのキャリア”で、約20年。 その間、いつも「決算書の数字の奥にあるものをみる!」感覚を研ぎ澄ましてきました。 だから・・・ベンチャーから上場企業まで、あなたの会社の、一番の社外サポーターに!

03-6722-0960
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

カテゴリ 「企業会計」のコラム

カテゴリ このコラムに関連するサービス

その他サービス 【無料 財務デューデリジェンス 相談】 -M&Aを成功させるDD-

専門家によるデューデリジェンスは、無駄な時間とコストを削減し、なにより投資の失敗を防ぎます!

料金
無料

いくら税務署や銀行に提出した「決算書」でも、会社の本当の実態は書いていません。

実際、今までの財務デューデリジェンス(DD)で、必ず“含み損”や、“簿外債務”が見つかっています。
つまり、DDをしなければ、予想外に“高い買い物”になっていたのです。

そこで、経験を積んだ公認会計士による効率的なDDで、リスクを発見し、M&Aを成功させます!

【無料 財務デューデリジェンス 相談】 -M&Aを成功させるDD-

このコラムに類似したコラム

「中小会計指針」総論~その1~ 山本 憲宏 - 公認会計士(2013/03/27 18:03)

中小会計要領~総論~ 山本 憲宏 - 公認会計士(2013/02/07 08:59)

「中小会計指針」各論~その8~ 山本 憲宏 - 公認会計士(2013/04/26 18:06)

「中小会計指針」各論~その7~ 山本 憲宏 - 公認会計士(2013/04/18 17:50)

「中小会計指針」各論~その4~ 山本 憲宏 - 公認会計士(2013/04/09 10:03)