昨日からの続き、既存の概念から自社をずらす方法について。
この点に関して話をすると、よく次のような指摘が出ます。
・やはり自社独自の技術や商品が必要だ
・新しい技術を開発して、他者と差別化を図ろう
これについてもはっきり言っておきます。
そのやり方は、中小零細企業の場合失敗する可能性が高いです。
そもそも上記のような方法は資源にある程度余裕がある大企業こそ
得意とするものです。
そこらへんの企業がおいそれと出来るようなものではありません。
これを少し言いかえると
・商品そのものに頼って事業を行っていてはだめ
ということになります。
商品の独自性というものは、結構なスピードで陳腐化します。
今は特別なものでも、昨今では数年もすればありふれた商品に
変わっていくのです。
では次々に新しい商品を開発できるのかと問われれば、
中小零細企業にそんなことが出来るはずもなく。
つまり、ずらす場合には商品以外の場所に目を付ける
必要があるのではないかと。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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