おはようございます、今日はレインボーブリッジの開通日です。
あれも31年前ですか・・・
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
産業基盤の有無と、街の復元力について考えています。
産業と地域性について考えるとき、ここ最近の流行として、以下のような指摘もあります。
・いまは情報化社会なので、どこで仕事をするのかは、そこまで問題にはならない
・むしろ場所に縛られた産業が時代遅れなのであって、もっと地域に縛られない産業構造を目指すべきだ
この手の指摘について、ある程度の範囲において、妥当性があることは認めます。
ただし、この指摘が成立する産業分野は比較的限定されている点は、やはり考えなければいけません。
すべての産業が場所を問わないわけではありませんし、やはり相対的に「基盤がある街」の方が優位であることは間違いありません。
人口密度の低い地方に情報通信関係の企業が移転し、良い環境の中で事業活動を行う。
この事例に魅力があり、またその活動に意義があることもその通りだと思います。
しかし、この論法が通じる範囲については、私個人としては、比較的限定的なのではないか?という考えです。
それくらい、産業と地域というのは根強く、そこを無視した議論は難しいように感じています。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
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節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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