文化庁の事業を利用して“風の五重奏団”の演奏を楽しむ方法【第10回】 - トランペット・管楽器 - 専門家プロファイル

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文化庁の事業を利用して“風の五重奏団”の演奏を楽しむ方法【第10回】

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文化庁:芸術家派遣事業


~小学校・中学校・高校・特別支援学校の「やる気」がある先生方向け~

「文化庁の事業を利用して、お金をかけずに音楽室で“風の五重奏団”(プロの木管五重奏団)の演奏を楽しむ方法」


第10回:(4)どうやって申し込むの?
~その1~「対象・募集時期と実施時期・書類の提出先と提出方法」

※「読むのは面倒、電話で話を聞きたい」とお考えの方は、

https://profile.ne.jp/w/c-210979/

ご覧いただき直接お電話いただくか、「この専門家に相談する」からメールをいただくことも可能です。


今回はこの事業(文化庁:文化芸術による子供の育成事業~芸術家の派遣事業)を使って
"風の五重奏団"の演奏を楽しもう、とお考えの
小学校・中学校・高校・特別支援学校の「やる気」がある先生方向けに
「対象・募集時期と実施時期・書類の提出先と提出方法」のお話をお届けします。


本日2020年(令和2年)4月12日現在、
文化芸術による子供の育成事業~芸術家の派遣事業のサイトは

http://www.kodomogeijutsu.go.jp/haken/index.html

です。

以下ご紹介するいずれの項目も、規定により細かく決められており、
その内容は「募集案内」というPDF書類にまとめられています。2020年4月12日現在、

http://www.kodomogeijutsu.go.jp/application/index.html

令和2年度 文化芸術による子供育成総合事業~芸術家の派遣事業~実施校募集のお知らせ

からダウンロードできるようです。
(このページの上部には、別の事業の情報がありますのでご注意ください)


【対象】

対象は「小学校・中学校・高校・特別支援学校」で、授業時間の中で行う必要があります。
もちろん、公立、私立いずれの学校でも大丈夫です。

昨年(2019年)まではクラブ活動でも利用できたのですが、
今年(2020年)から、授業時間内のみでの利用となっています。

【実施時期】

今年(2020年)度は6月1日から12月31日までに実施する予定になっています。
これまでには、5月の2週目から12月まで使えた年や、「追加募集」といって3学期に実施できた年も
ありましたが、ここ数年は「6月1日から12月31日まで」が続いています。。

【募集時期】

現在、実施校の募集は行われていません。
今年(2020年)度実施分については、募集は昨年(2019年)8月中旬に上記サイトで始まり、
都道府県または市町村により設定された締め切り日は9月の中旬から下旬でした。
ここ数年はだいたい同じような時期に募集が行われています。

(募集案内が文書で学校に来る場合もありますが、これを待っていると間に合わない場合があります。
過去に、書類を受け取ったが締め切りが一昨日だった、ということもありました。
また、自治体によっては文書を学校に送っていない場合もあります)


応募から実施まで、年度をまたぐので、申し込んでくだった先生が実施日には異動されている、
ということを、これまで多く経験してきました。
その結果、経緯などをご存じのない先生がご担当されることになる場合もあり、
このご案内をある程度の形にまとめておくと便利なのではないか、と考える理由の一つとなりました。


なお、上記のサイトには都道府県の担当者が国
(実際は、業務委託先である株式会社近畿日本ツーリスト首都圏。
過去には業務委託先が別の法人だったこともあります)
に提出する締め切り日しか掲載されません。

この件については、引き続きこの下をお読みいただければ幸いです。


【書類の提出先】

申請書類は学校長名で学校から提出していただくのですが、
書類を提出する先が市町村の場合と都道府県の場合があります。

(書類は学校→市町村または都道府県→国の順で進んでいきます)

しかしこれは、それぞれの自治体の教育委員会に、上記のどちらなのかを
学校から問い合わせていただかないとわからないことが多いです。

市町村で取りまとめる自治体の場合、その後、市町村から都道府県に提出する訳ですので、
当然、締め切り日は都道府県に提出する自治体より10日程度早くなります。

例えば、同じ市内にある高校でも、市立高校と県立高校では、締め切り日が異なることが多いです。

初めてこの事業をご利用になる場合(多くの場合は電話でのご依頼です)最初にお願いする作業が

「書類の提出先はどこか」と「締め切り日はいつか」

を調べていただくことになります。このパターンを、これまでに非常に多く経験しています。

そのあと多くの場合、同じ電話で日程や内容をご相談して、すぐに書類の作成に入る訳ですが、
「締め切り日がわかったが今日だった」「明日だった」「昨日だったので待ってもらっている」
ようなことが非常に多いです。とにかく時間がありません。これは毎年のことです。

これが、ご案内をある程度の形にまとめておく必要があるのではないか、と考えた理由の二つめです。


【書類の提出方法】

提出方法は、一部がメール添付で送信、それ以外は郵送です。
詳細は上記「募集案内」に書かれています。

次回から、実際に作成する書類についてご紹介いたします。


(つづく)

※この記事は以下の内容で「専門家プロファイル」にコラムとして掲載し、
ありのみ株式会社のブログにも同じ内容で投稿しています。

第1回:はじめに

第2回:(1)本当に費用がかからないの?

第3回:(2)どういう内容なの?~その1~(日程や時間設定、公演回数、会場、対象学年、保護者の参加などについて)

第4回:(2)どういう内容なの?~その2~(演奏曲目などについて)

第5回:(2)どういう内容なの?~その3~(なぜ豊富なレパートリーが準備できるのか)

第6回:(2)どういう内容なの?~その4~(「カノン」以外の共演曲について)

第7回:(2)どういう内容なの?~その5~(投影のシステムについて)

第8回:(2)どういう内容なの?~その6~(おまけ:拍手のお話)

第9回:(3)どういう人たちが来るの?

第10回:(4)どうやって申し込むの?~その1~「対象・募集時期と実施時期・書類の提出先と提出方法」(今日はここ)

第11回:(4)どうやって申し込むの?~その2~「様式2」と「様式3」

第12回:(4)どうやって申し込むの?~その3~「様式4」と「様式5」と「様式6」

第13回:(5)申し込んだあとはどういう手順になるの?

第14回:(6)本当に大変なことはないの?

第15回:(7)それで、まずはどうしたらいいの?

第16回:(8)その他・近況など

第17回:あとがき


https://profile.ne.jp/pf/masaki-ogawa/

上記ページの「この専門家に相談する」からご質問、ご意見等をお寄せいただけます。
(2020年4月12日up、4月15日、4月17日、4月22日更新 2022年4月28日更新 執筆:小川正毅

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(東京都 / 音楽家・プロデューサー)
ありのみ株式会社 代表取締役 ホルン奏者・音楽プロデューサー

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ホルン奏者。風の五重奏団を核としたコンサート等のプロデュース及び演奏(特に文化庁の芸術家派遣事業)が多くなっています。ホルンのレッスンもお受けしていますが、オーケストラの「管分奏」を担当することが多く、ステージで指揮をすることもあります。

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