小川 正毅(音楽家・プロデューサー)- コラム「文化庁の事業を利用して“風の五重奏団”の演奏を楽しむ方法【第3回】」 - 専門家プロファイル

小川 正毅
“風の五重奏団”(木管五重奏)のコンサートをプロデュース!

小川 正毅

オガワ マサキ
( 東京都 / 音楽家・プロデューサー )
ありのみ株式会社 代表取締役 ホルン奏者・音楽プロデューサー
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文化庁の事業を利用して“風の五重奏団”の演奏を楽しむ方法【第3回】

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文化庁:芸術家派遣事業 2020-04-05 21:11

~小学校・中学校・高校・特別支援学校の「やる気」がある先生方向け~
「文化庁の事業を利用して、お金をかけずに音楽室で“風の五重奏団”(プロの木管五重奏団)の演奏を楽しむ方法」

第3回:(2)どういう内容なの?~その1~
(日程や時間設定、公演回数、会場、対象学年、保護者の参加などについて)

“風の五重奏団”は、この事業(文化庁:文化芸術による子供の育成事業~芸術家の派遣事業)では、
文化庁の規定の中で5人のプロ奏者による公演を実施するために、以下のような時間設定で行っています。
(初めてこの事業を利用される、全校が18クラスの小学校の例とお考えください)

・1日目
3校時 10:30~11:40 6年1組(50分公演。会場は音楽室)
4校時 11:30~12:40 6年2組(50分公演。会場は音楽室)
5校時 13:30~14:40 6年3組(50分公演。会場は音楽室)

・2日目
3校時 10:30~11:40 5年1組(50分公演。会場は音楽室)
4校時 11:30~12:40 5年2組(50分公演。会場は音楽室)
5校時 13:30~14:40 5年3組(50分公演。会場は音楽室)

・3日目
3校時 10:30~11:40 4年1組(50分公演。会場は音楽室)
4校時 11:30~12:40 4年2組(50分公演。会場は音楽室)
5校時 13:30~14:40 4年3組(50分公演。会場は音楽室)

以下、日程や時間設定、公演回数、会場などについて、良くいただく質問を元に書いてみました。

【時間設定】

上記の時間は例であり、調整が可能ですが、初日は朝7時にまず小川
(主指導者)←これについてはまた後日ご説明します。が学校に入らせていただき
準備、その後リハーサルを行いますので3校時からの開始でギリギリになります。

また、遠方から訪れる奏者がいることがほとんどですので、
原則として3日め以降も2校時から開始することは不可能とお考えいただくのがよろしいかと思います。
(奏者の主な居住地は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県とお考えください。
宿泊を伴う場合についても、ほぼ同じ状況になることが多いです)

上記とは逆に4、5、6校時での実施は可能ですが、「6校時がない日がある」との理由で
3、4、5校時での実施を希望される学校が非常に多いので、上記の通りご提案しています。

【1公演あたりの時間】

1回の公演は45分でなく、50分で行う必要があります。
休み時間等で少しずつ調整していただいています。(中学校、高校では、この問題は生じませんね)

【利用できる日数、公演回数】

この事業では、同一校で3日間まで利用が可能です。
ただし、1日あたり必ず3公演行う必要があります。(1日あたり1回、2回公演では利用できません)従って3回、6回、または9回の公演からお選びいただくということになります。

クラスの数がうまく割り切れない場合は、2クラス、また1.5クラスずつ実施したり、
特別支援学級のみで1回とするなど、工夫をしていただいています。
公演1回あたりの人数が少なくなることを気にされる必要はありません。
(共演コーナーなど、小人数の方が楽しいかも?!)

【会場】

木管五重奏(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)という編成は
室内楽(だいたい10人程度までの楽器の組み合わせ)ですので、
何よりも演奏を目の前で楽しんでいただきたい、ということと、演奏の質を一定以上に保つため、
体育館ではなく音楽室(他に多目的室、会議室、ランチルームなど、ある程度の温度管理が可能な会場)
での演奏としています。

従って、音楽室に入る人数であれば1回の公演が実施できますが、
おススメはやはり「クラス毎」での公演です。(詳しくは次回!)

【対象】

一番最初にありますように、この事業は小学校、中学校、高校、特別支援学校が利用できます。
学校により「毎年〇年生と〇年生が聴けるようにしたい」
「隔年で〇年生と〇年生が聴けるようにしたい」「毎年〇年生を対象にやりたい」
「数年に一度やりたい」など、ご希望は本当に様々です。
いずれにしても、最初の1回が色々と大変かと思います。どうぞ遠慮なくご相談ください。

【保護者の参加など】

規定の上では問題ありません。
ただし、通常のコンサートと同様「演奏途中での出入り」「演奏中の移動」「録音録画、写真撮影」は
ご遠慮いただいていますので、保護者の方用の椅子を会場内にご用意いただくよう、お願いしています。
「コンサートの雰囲気を体験する」ということも、大切に考えています。

これまでの経験から、最も注意すべきは実は「取材」や「視察」においでになる方々の動きです。
これらの場合、本番前に必ず一度お会いいただき、打ち合わせをするようにしています。

【吹奏楽部】

「せっかくだから吹奏楽部を指導して欲しい」このご希望は、多くいただいており、
これまでは規定の中で一定の対応が可能でしたが、2020(令和2)年度から
「授業時間以外での利用は不可」となってしまいました。大変ご好評をいただいていたので、
とても残念に思っています。

【体育館で一度に全校で聴きたい!】

最近は、このご希望を伺うことはとても減りましたが、やはり稀に伺うご意見です。
繰り返しになりますが、木管五重奏(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)という
編成は室内楽(だいたい10人程度までの楽器の組み合わせ)ですので、
やはり目の前で楽しんでいただきたい、と考えています。
次回以降、具体的な内容をご理解頂ければ、ご納得いただけると思います。

なお児童生徒の人数にもよりますが、もし9回で回数が足らなければ、
数年かけて全校が順番に体験することが可能で、実際そのように利用されている学校も数多くあります。

(つづく。次回はいよいよ演奏曲目について!)

※この記事は以下の内容で「専門家プロファイル」にコラムとして掲載し、
ありのみ株式会社のブログにも同じ内容で投稿しています。

第1回:はじめに

第2回:(1)本当に費用がかからないの?

第3回:(2)どういう内容なの?~その1~(日程や時間設定、公演回数、会場、対象学年、保護者の参加などについて)(今日はここ)

第4回:(2)どういう内容なの?~その2~(演奏曲目などについて)

第5回:(2)どういう内容なの?~その3~(なぜ豊富なレパートリーが準備できるのか)

第6回:(2)どういう内容なの?~その4~(「カノン」以外の共演曲について)

第7回:(2)どういう内容なの?~その5~(投影のシステムについて)

第8回:(2)どういう内容なの?~その6~(おまけ:拍手のお話)

第9回:(3)どういう人たちが来るの?

第10回:(4)どうやって申し込むの?~その1~「対象・募集時期と実施時期・書類の提出先と提出方法」

第11回:(4)どうやって申し込むの?~その2~「様式2」と「様式3」

第12回:(4)どうやって申し込むの?~その3~「様式4」と「様式5」と「様式6」

第13回:(5)申し込んだあとはどういう手順になるの?

第14回:(6)本当に大変なことはないの?

第15回:(7)それで、まずはどうしたらいいの?

第16回:(8)その他

第17回:あとがき


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(2020年4月5日up 4月17日更新 4月22日更新 執筆:小川正毅

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