- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
-
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、公的年金を運用する
「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」は、
今年7-9月期の運用が、
2兆3746億円の黒字になったと発表しました。
黒字になったのは、
2015年10-12月期以来、3四半期ぶりです。
黒字の最大要因は、株価上昇です。
国内外の株式で、約3兆円の黒字を計上しました。
反面、長期金利の上昇で、
国内債券は約6700億円の赤字となっています。
GPIFは、2014年の10月に、
大幅な「アセットアロケーション(資産配分)」の見直しを行い、
国内外の株式構成比は、約半分を占めています。
2014年10月から2016年6月までに、
約1兆円の赤字となり、
「年金運用にリスクを取りすぎでは」
といった批判も出ていましたが、
ここで、通算でも1兆3000億円の黒字に転換しました。
そして、10-12月期は、
“トランプ・サプライズ”もあり、
約6兆円の黒字が見込まれています。
とはいえ、ここで指摘したいことは、
「やはり正解だった!」
といった話ではありません。
株式の配分比率を50%にした以上、
この程度の上下動は、十分“想定の範囲内”だということです。
「上がる時もあれば、下がる時もある」
その時々に、一喜一憂しても、
意味がないとうことなのです。
常日頃、私たちが接している
平均的な個人投資家の「資産配分」と比べても、
はるかに公的年金運用は、
“リスク”を取った運用を行っています。
そして、その運用成果も、
目先を観てのものではありません。
個人の資産運用においても、目先の変化ではなく、
「中長期的な視点」で観たほうが、
結果的にも、そして精神的にもよいのではないかと思います。
それでは、今週も世界が平和でありますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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