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利回り15%定期預金で税金も安く

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主婦A「最近は低金利で全然金利がつかないわね」

 

会社員C「本当だよ、ATMで時間外手数料の方がよっぽど高いよ」

 

主婦A「何かいい運用商品でもないかしら」

 

会社員C「周りには投資信託や株などやっている人がいるけど、下がることもあるから」

 

主婦A「定期預金も昔は8%あった時代があったのに」

 

先生B「定期預金なら15%の商品があるよ」

 

会社員C「先生 いくらなんでも15%なんてないでしょ」

 

主婦A「そうよ、バブルのころでもそんなのなかったわ」

 

先生B「それがあるんだよ。間違いなく15%以上の定期預金が」

 

会社員C「どこの銀行ですか」

 

先生B「それは日本版401kといわれる商品だよ」

 

主婦A「日本版401k?」

 

先生B「確定拠出型年金と言われていて、従来の年金とは違うんだ」

 

主婦A「どう違うんですか」

 

先生B「従来は将来の年金受取額が決まっているけど、確定拠出型年金は、掛け金は決まっているけど将来の受取額は決まっていないんだ。その時の運用状況によるんだ」

 

主婦A「年金だから決まってくれた方が安心だけど、運用次第では多くもらえることもあるのね」

 

会社員C「うちの会社でも一部を確定拠出型年金というのを導入しようとしているよ。会社が掛け金は負担してくれるらしい」

 

先生B「確定拠出金は自分で運用先を選べることが特徴で、その中には元本確保の定期預金もあるんだ」

 

会社員C「投資信託なども選べるようになっているけど、たしか保険会社の元本確保型の商品があったような気がした」

 

主婦A「それが15%の定期預金なんですか」

 

先生B「それ自体は普通の銀行の定期預金と利回りは変わらないよ。しかし税金を考慮するとそれが15%の利回り商品に変身するんだ」

 

主婦A「どういうことですか」

 

先生B「掛け金が全額所得控除の対象になるんだ」

 

会社員C「ということは貯金しながら税金も安くなるってことですか」

 

先生B「普通は定期預金するとしたら、税金を支払った後の手許資金でやって、それには税金の優遇措置はないよね」

 

主婦A「自分の資金運用ですから」

 

先生B「ところが、確定拠出年金 いわゆる日本型401kは掛け金が所得控除になるから、貯金しながら節税もできるんだ」

 

会社員C「確かにそれは得だと思うけど、どうしてそれが15%の利回りになるんですか」

 

先生B「所得税と住民税の最低税率は15%になるんだ。だから「掛け金×15%」分だけ税金が安くなるんで利回り15%になるんだ」

 

主婦A「なるほど、普通に銀行に預けておくなら401kにした方がいいのね。うちも銀行のお金を全部それにしましょう」

 

先生B「確定拠出年金はいろいろルールがあるんだ」

 

会社員C「たとえばどんな?」

 

先生B「掛け金の拠出額が決まっているんだ。大きく個人型と企業型というのがあって、個人型というのは主に国民年金加入者つまり自営業者などで、企業型というのはサラリーマンが対象となっているんだ」

 

会社員C「サラリーマンの場合はいくらなんですか」

 

先生B「サラリーマンの中でも、厚生年金基金等の確定給付型の年金を実施していない場合(中小企業)としている場合(大企業)で違っていて、実施していない場合は月額55,000円、実施している場合は月額27,500円となっているよ」

 

会社員C「意外と少ないんですね」

 

先生B「国民年金に加入している自営業者の場合は月額68,000円なんだ」

 

主婦A「年間100万円もできないんですね」

 

先生B「そうなんだ。ただ今後はこの枠ももっと広げようという動きはあるよ」

 

会社員C「でも何もないよりはましだね。利回り15%にもなるから」

 

先生B「これは年金なんで通常の定期預金のようにいつでも解約できるわけではないんだ。60歳まで原則解約できないんだ。でも運用時は非課税で、もらうときは公的年金と同じ雑所得か一時金でもらうときは退職所得扱いだからここでもお得なんだ」

 

会社員C「解約できない代わりに、拠出時、運用時、給付時に特典を付けているのか」

 

主婦A「それだけ特典があるなら少額でもいいから早速やってみましょうよ」

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