主婦A「子供が大学生になって下宿でもしたらやっぱり仕送りはしないといけないわね」
会社員C「アルバイトしたとしても家賃を払うに精一杯だろう」
主婦A「生活費として毎月いくらぐらい送ればいいかしら」
会社員C「地域にもよるけど、都会だったら結構高いはずだよ」
主婦A「結構悩むわね」
先生B「子供への仕送りの話かい?まだ小さかったじゃない?」
主婦A「教育費は結構かかるから今のうちから準備しないといけないってテレビっで言ってたんで」
会社員C「自分たちはずっと地元の学校に行って、実家から通っていたんですが、下宿するかもしれないとなるとどれくらいかかるのか見当もつかなくて」
先生B「まるほど、それで仕送りの話をしていたんだね」
主婦A「ところで先生 仕送りって親が子供にお金を渡すことになるんですけど、これって税金かかりますか」
先生B「一般的にはかからないよ。生活費や学費として常識的な金額であれば問題ないよ」
会社員C「常識的な金額か。多すぎるとダメってことですね」
先生B「常識的な金額が一律いくらと決まっていないので、なかなか難しいんだけど、説明できない金額やあまりにも余ってしまうのは問題になるね」
主婦A「基本的には毎月使い切るぐらいの金額っていうことですね」
会社員C「多少足りない分は、アルバイトで補てんしてもらうなどするほうが無難っていうことですね」
先生B「もう一つ気を付けるべきは、お金の渡し方」
主婦A「渡し方って、送金すればいいんですね」
先生B「家賃のように毎月必要なものは毎月送るのが一般的だけど、まとめて4年分を送ってしまう場合、家賃に使われずそのまま残ってしまったり、車などを購入したりすると通常必要と認められる金額とはいえなくなってしまうんだ」
会社員C「つまり、常識的な金額ではないってことですか」
主婦A「まとめてもらってしまうと、趣味や遊びに使っちゃうかもしれないし。毎月必要なだけ送るようにするわ」
主婦A「毎月送ると振込手数料もばかにならないから、同じ銀行にします」
会社員C「ちなみに、親を扶養していて仕送りをしている場合も同じですか」
先生B「子供と同様に、扶養義務者相互間での仕送りは、生活費など常識的な範囲内で認められているよ」
このコラムの執筆専門家
- 大黒たかのり
- (東京都 / 税理士)
- 大手町会計事務所 代表税理士
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