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働きながら年金もらっている場合は

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会社員C「うちの会社は以前60歳定年だったけど、今は65歳定年」

 

主婦A「そうね、60歳は若いわよね。60歳過ぎてからも働くことになると年金はもらえるのかしら」

 

会社員C「給与によるらしいけど満額は難しいらしいよ」

 

主婦A「でも多少でももらえればいいわよね。給与と年金のダブルインカムになるわ」

 

会社員C「会社では年末調整してもらっていたけど、年金も年末調整してくれるのかな」

 

主婦A「それなら楽よね。確定申告の必要もないし」

 

会社員C「会社の人事に聞いてみるよ」

 

会社員C「聞いたんだけど、給与は会社でやってくれるけど年金は自分で確定申告が必要で、会社ではやらないって」

 

主婦A「そうなの。それは面倒ね。折角両方貰えるのに。でもしょうがないのかな」

 

会社員C「確定申告するにしても、年金だけすればいいんだよね。給与はすでに年末調整してるんだから」

 

主婦A「うーん そうだと思うけど、、、自信ない」

 

先生B「どうしたのかな、そんなに深刻な顔をして」

 

会社員C「先生、給与と年金をもらったら年金だけ確定申告すればいいのかどうかわからなくて」

 

先生B「なるほど、給与は会社ですでに年末調整が済んでいるから年金だけ別途確定申告すればよいのではということだね。結論から言うと給与も改めて年金と一緒に確定申告しないといけないんだ」

 

主婦A「そうすると給与は2重に税金が取られないんですか」

 

先生B「給与と年金は一緒に確定申告するんだけど、すでに年末調整で確定した税金は差し引くから2重にはならないよ」

 

会社員C「でもなんで給与を改めて確定申告しないといけないんですか」

 

先生B「収入の種類によって、合算して税金を計算するものと、単独で税金を計算するものにわかれるんだ」

 

会社員C「給与と年金は合算して確定申告するんですか」

 

先生B「そうだんだ。これを専門用語で総合課税というんだ。逆に単独で計算するのは分離課税というんだ」

 

会社員C「そういえば、証券会社で取引している株も確定申告していないけど、あれはいいのかな」

 

先生B「株や投資信託などの売却は、譲渡所得といって単独で計算するんだ。特定口座で取引していれば、自動的に証券会社で税金を計算してくれるので確定申告は原則いらないんだ」

 

会社員C「だから今まで何もしなくて良かったんだ。分離課税だから単独で計算できるってことか」

 

主婦A「給与や年金は一緒に計算しないといけないから確定申告が必要なのね」

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