「工法」を含むコラム・事例
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住宅断熱基礎講座/外断熱批判の検証
03-13:外断熱批判の検証 さて、ここで外断熱に対する批判に少し耳を傾けてみましょう。 まずはじめに、 1)外断熱に用いられるプラスチック系のボード状断熱材は、地震時や強風時の揺れに対してその追従性・復元性がないので、断熱ボード間に隙間ができて断熱・気密欠損が生じる危険性がある、 という指摘です。 これは外断熱を行う場合、当然考えておくべき事で、在来軸...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
住宅断熱基礎講座/外断熱流行の裏事情
03-12:外断熱流行の裏事情 コストに関して言えば、やはりグラスウールの方が安価であるため北海道等の寒冷地では内断熱が多いのですが、東京辺りでは材料そのものの値段以上に、内断熱の複雑さや、工法修得のための職人教育を含めた人件費の面から内断熱は敬遠される傾向にあり、近年の外断熱の流行は主にこうした施工者側の事情が反映されていると言っていいでしょう。 事実、私の経験からも、内...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
住宅断熱基礎講座/内断熱の問題点
03-11:内断熱の問題点 さて、内断熱の問題点として上げておかなければならないのはやはり内部結露の問題です。 日本の木造住宅の構造は一般的に在来軸組構造と呼ばれる柱と梁によって構成されるものですが、地震や風圧のような横からかかる力(水平力)によって建物が倒れないように柱間に「筋かい」という斜めの部材が入っています。 グラスウールなどを柱間に挿入する内断熱工法で...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
ガルバリウム鋼板の外壁
東川口の家の外壁にはガルバリウム鋼板を利用しました。ここでの工法は幅広の板をはぜで重ねる縦はぜ葺という方法を採用しました。屋根との仕上げを統一することで、全体的なボリュームをひとつの塊のように表現しています。 ますいいリビングカンパニー http://www.masuii.co.jp/index(続きを読む)
- 増井 真也
- (建築家)
住宅断熱基礎講座/外断熱のデメリット
03-10:外断熱のデメリット 外断熱のデメリットとしては、工法上軸組の外側に断熱材を張り巡らし、その上に通気胴縁を釘打ちし、その通気胴縁に外壁材を留めてゆくので、 断熱材の厚みが増すと重い外壁材などを留めるのが難しくなる ということがまず上げられます。 そのため外断熱をする住宅では湿式のタイル貼りや塗り壁は敬遠され、もっぱら荷重負担の少ないサイディング張りの外壁仕様となっ...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
民主党 住宅 関連 マニフェスト
■衆議院選挙は、民主党の圧勝で終わりました。鳩山丸が沈没することなく航海を続けられることを国民の一人として願う気持ちで一杯です。 ところで、大きなうねりが私たちの周りに否応無に来ています。 住宅業界を取り巻く状況も厳しく、政治の力に期待する人たちも多いようです。しかし、どのような時代になるにしろ、住宅を求める人たちの目的を果たせる住宅をお施主様と一緒になって提案・提供することが...(続きを読む)
- 宮原 謙治
- (工務店)
住宅の外壁は二重構造が理想的です。
住宅は外からの風雨にさらされ、また住宅内部の湿気・結露・カビの問題等も相も変わらず多い訳なのですが、 今、日本の住宅はモルタル壁・窯業系サイディング・ALC壁などの外壁材を一枚(一層)だけの構造になっているのが一般的であります。 その外壁材一枚だけで、外からの風雨を守りながら、住宅内部の結露や湿気対策の問題を解決しようという事自体、無理があるようです。 日本の建築基準...(続きを読む)
- 深澤 熙之
- (建築プロデューサー)
コロンブス工法の地盤改良
横浜市綱島の物件「DOMA HOUSE」がいよいよ着工し 地盤改良、配筋工事が終わりました。 今回の地盤改良は「コロンブス工法」です。 フランクロイドライトが帝国ホテルを造る際、 日本の地震を考え、舟のように浮かすように地盤改良しては?と 考えたそうですが、まさにその考え方と同じ手法です。 なんと発泡スチロールを基礎と地盤の間に挟みこみ 建物を浮かすの...(続きを読む)
- 大塚 泰子
- (建築家)
外壁は二重外壁にして通気工法にすべきである
今日本の住宅の外壁の種類は建築基準法による法令に基づいて、耐火外壁にしなさいということで、 通常はモルタル壁、窯業系サイディングが主流で、次にALC壁、そして次にガルバリウム鋼板による金属サイディングの外壁材を使用しての住宅の外壁仕様になっています。 住宅の苦情相談の内容において相も変わらず多いのは雨漏り欠陥住宅、結露、カビによる住宅の腐食に関する相談が欠陥住宅問題としてダント...(続きを読む)
- 深澤 熙之
- (建築プロデューサー)
住宅断熱基礎講座/03-9:外断熱のメリット
03-9:外断熱のメリット 外断熱の工法上の最も大きなメリットは次の2点です。 1) 障害物の少ない軸組の外側に連続して施工できるので施工性が良い(施工が簡単)。 2) 断熱性能が均質で施工不良個所の発生を防げる。 例えば、内断熱では、柱間に100mmのグラスウールを挿入した場合、柱自体の断熱性能はグラスウールの1/3しかないため、厳密に言えば木部でのヒートブ...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
ユニットバスとは?ユニットバスの意味って?
ユニットバスとは? ユニットバスの意味って? オーダーデザインユニットバス『東京バススタイル』の眞柄です。こんにちわ!! 今日は『ユニットバスとはそもそもどういうものか』を説明したいと思います。 というのは、色々な方とお話していると、『ユニットバス』の言葉の捉え方が、微妙に違うことに気がつきました。 『ユニットバス』という言葉は、日常、何となく使われています。...(続きを読む)
- 眞柄 清司
- (建築家)
マンションリフォームの敵は「音」?
先日取材をして貰った、 リフォーム産業新聞に記事が掲載されました。 ザ・クラフトマン 今回掲載して貰ったのは、 新聞の名物コーナー「ザ・クラフトマン」です。 これまでのメディアでは設計者として 取り上げられることしかありませんでしたが、 今回はマンリフォームの施工監理者として、 取り上げて貰いました。 実際の工事管理は施工業者が行うものですが...(続きを読む)
- 各務 謙司
- (建築家)
住宅断熱基礎講座/代表的な外断熱工法
03-8:代表的な外断熱工法 純粋に高気密・高断熱仕様としての工法では、ダウ化工のSHSシリーズと''アキレスの外張り工法''がその代表的なもので、SHS工法は北海道でグラスウール内断熱による新在来木造工法が生まれた時にはすでにフランチャイズ方式で販売されており、現在、SHS-1から3までの改良が試みられています。 SHS-1は押出発泡スチレン・スタイロエースをボードの繋...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
住宅断熱基礎講座/外断熱の基礎知識
03-7:外断熱の基礎知識 外断熱(外張り)工法は、柱梁等の軸組の外側にポリスチレンやポリウレタン等のボード状の硬質断熱材を施工してゆくものですが、軸組の壁体内空洞を循環・通気の利用するものと、しないものでまた分類の仕方が分かれてきます。そこで、ここではとりあえず単純な外断熱(外張り断熱)の工法の基本に触れてみたいと思います。 内断熱工法では高断熱に伴う壁内結露を防止するた...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
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