対象:投資相談
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変動10年の個人向国債
京都のファイナンシャルプランナー、税理士の佐々木です。
変動10年の個人向国債について、
半年ごとに、実勢金利を反映して適用利率(クーポン)が変わる「変動金利制」を採用しています。 そのため、現在の低金利の時に購入すると、金利の上昇に連動して適用利率が上がっていきます。反対に、高金利の時に購入すると、金利の下落に連動して適用利率が下がっていきます(ただし、0.05%(年率)の最低金利保証が設定されていますので、それを下回ることはありません)。これがデメリットといえますが、当分は金利が下落する局面ではないでしょう。
発行から1年経過するまでは、本人が亡くなった場合など特別な事情がないかぎり中途換金できません。1年以内に使う予定がある資金で購入することは避けたほうがいいですね。これがデメリットの2つ目。
また、中途換金の場合は、中途換金調整額として直前2回分の利子(税引前)相当額(平成20年4月15日以降は直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.8)が額面金額と経過利子の合計額から差し引かれます。購入時、償還時の手数料は無料ですが、金融機関により口座管理料が必要な場合があります(たとえば三井住友銀行で口座残高1,000万円未満の場合、年間1260円)。このあたりがデメリットの3番目。
補足
来月募集されるのは「第21回個人向国債 変動10年」、「第9回個人向国債 固定5年」です。
募集期間:平成19年12月6日 〜 12月27日
発行日:平成20年1月15日
回答専門家
- 佐々木 保幸
- (京都府 / 税理士)
- 税理士法人 洛 代表
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国債で投資デビューの件
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人です。
お尋ねの件は、来月初めから募集が始まる「第9回個人向け国債(5年・固定金利型)」のことと拝察します。
個人向け国債は、かつては、中途換金した場合のペナルティの計算上、微妙に元本保証ではありませんでしたが、平成20年4月からは、このペナルティの計算方法が変わるため、元本保証の金融商品に衣替えされました。また、第8回債では、1.15%(税引前)でしたので、比較的高金利に感じられると思います。
しかし、この低金利時代に1.15%程度で5年間固定してしまうのはいかがなものでしょうか。
資産運用の基本は、毎回申し上げているように、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式に分散させることです。国内の金利は、他国に比べていまだ低い水準です。家計の状況によっては、低金利で運用することで、“将来のお金が足りなくなるリスク”を高めてしまうケースもあります。
なお、上記国内債券のカテゴリには、一般の定期預金や満期金のある保険、財形貯蓄等も含めて考えます。
資産の一部を個人向け国債に割り当てる選択ももちろんありますが、さらに具体的な資産配分は、専門家と一緒に検討されると良いでしょう。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
デメリットは人により異なります
個人向け国債の仕組みは
個人向け国債の財務省のページ
をごらんになられるとよいでしょう。
デメリットには2種類あります。
一つは、機会損失。ほかの金融商品に投資してればもっと高い利回りが得られたなら、個人向け国債に投資したおかげで機会を逸したと感じるでしょう。ただし、現時点で将来の運用成果をがわかる人はいません。
もう一つはリスクという意味でのデメリット。こちらは、投資家の目的次第です。長期の投資期間が考えられる老後資金の貯めの運用と考えるのであればリスクはほとんどありません。
もし、高々5年程度の期間、手持ち資金をできるだけ大きく殖やしたいというだけの目的であれば、一つ目のデメリットとして紹介した機会損失が大きく作用するでしょう。そう考えると、個人向け国債に投資するのは不満を残す原因になるかもしれません。
デメリットを考える前に、あなたの満足はどこで得られるのか?それを考えたほうがあなたにとってのデメリットがより早くわかります。
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個人向け国債の購入時に押えるポイント
FPの小松英二と申します。投資デビューとして個人向け国債の購入を考えているとのことですが、デメリットを確認しておくことは非常に大切です。次の点をしっかりと認識して最終的な判断を行なって下さい。
それは、期待している利息収入を確保できるかといった点です。他に適当な投資対象があり、10年後や5年後にこの12月募集の個人向け国債の購入を悔やまれないか否かです。
個人向け国債には、変動10年と固定5年がありますが、今後の金利変動のトレンドにより明暗が分かれます。仮に、金利全般が上昇して、現在1.5%前後で推移している長期金利が2%台、3%台となる、前者の変動10年はその上昇をしっかりと反映して、大幅な利息収入アップです。一方の固定5年は、購入時の金利が最後まで適用されます。
ここで金利上昇に賭けてよいかです。昨年7月のゼロ金利解除で、多くの専門家が「今選ぶなら変動10年」と語りました。ところがどうでしょう。世界同時株安やサブプライムローン問題などで水を差され、変動10年の初回適用利率は、一旦上昇しながらも元の水準である0.85%程度です。多くの個人投資家のイラつきが想像されます。
私見ですが、長期金利はかなりの蓋然性をもって上昇トレンドに向かうと思います。資源価格の上昇からインフレフェーズに向かい、それを抑える政策金利の引上げが、長期金利をプッシュするシナリオです。ただ、サブプライムローン問題に端を発した信用不安がどの程度続くかがなかなか見えませんので、暫くは「じっくり待つ」ことになりそうです。仮にあなたが、変動10年を購入した場合、イライラせずに過ごせるか否かです。
最後にひと言。国債は、リスク分散の観点からは外国株式とのコンビネーションが比較的良いようです。債券と株式、円建てと外貨建てといった値動きが相反する要素の組合せでリスクが打ち消しあいます。こうした国際分散投資の考え方も今後取り入れると良いでしょう。
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渡辺 博士
ファイナンシャルプランナー
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国債投資のデメリット
ファイナンシャルプランナーの渡辺博士です。
個人向け国債での最大のデメリットは変動10年では1年間、固定5年では2年間中途換金ができなくなることだと思います。
定期預金では、金利が普通預金金利となってしまうことがあっても、途中で引き出すことができると思います。しかし、個人向け国債では原則それができません。
それと個人向け国債は中途換金の際に、変動10年は直近2回分、固定5年は直近4回分の利子相当額×0.8を返金しなければなりません。
つまり変動10年で1年丁度で、固定5年なら2年丁度で換金しようとすると、全く増えてないと言うことになります。
金利は多少高金利でもあくまで投資なので、長期やらなければメリットは薄いと言うことになります。
それと変動10年の場合、あくまで投資元本は政府が支払いを責任を持っておりますが、金利は半年ごとに見直されます。(利子の支払いそのものは責任を持ってます)その時、金利が大幅に低下して収益が思った以上にあがらない可能性もあります。
あとは現実味は薄いのですが、もし日本がデフォルト(国が倒産状態)になれば元本を含め資金が返ってこない可能性があります。
ただ金融機関が破綻した場合は、その権利は保護されますので返ってこないことはありません。
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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個人向け国債の2種類の内容と留意点
ご質問者様 初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
個人向け国債は元本保証された、優れた商品ですので投資デビュー相応しいと考えます。大きなデメリットはありませんが、下記の点を考慮の上ご購入ください。
個人向け国債は、10年満期の最低保証適用利率(0.05%)付変動金利型国債と、5年満期固定金利型国債の2種類があります。
10年変動国債の適用利率は 半年毎に実勢金利を反映した基準金利(年間利率)-0.80%として設定されます。この0.80%を将来の金利変動の管理費用と捉えれば、半年遅れで実勢金利に追随しますので、金利変動に対応した商品としてお勧めします。
5年固定金利国債の適用利率は基準金利-0.05%で当初に設定され、5年間変わりません。但し、途中解約の無い資金でしたら、毎月発行される利付国債5年があります(基準金利の基になります)。-0.05%がない分此方お勧めです。ただ、この国際は中途解約が出来ず、売却が必要になりますので売却損の可能性も有ります。これも若しもの為の費用と捉えれば大きなデメリットではありません。
個人向け国債は、中途解約が可能で、10年変動は1年後から直前2回分の利息(税抜き)を額面+超過利子から引かれて入金されます。5年固定は2年後から直前4回分の利息を引かれて戻りますので元本の毀損はありません。
ただし、1年又は2年間の解約停止期間中に緊急な資金が必要になった場合、資金が使えないことがデメリットになります。もし、1、2年の間に資金需要が予想される場合は、円のMMFをお勧めします。MMFは購入後1ヶ月経ちますと、手数料なしで解約が可能です。運用対象は短期金融商品で、主に公社債投信ですのでリスクは低い商品です。利回りは運用会社で異なりますので確認してご購入下さい。
鷲山 俊男
ファイナンシャルプランナー
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「国債=安全」と誤解していませんか?
質問者の方、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーとして20年以上、テクニカルアナリストの国内最上級資格を保有しているCFPの鷲山俊男(わしゃまーどうしよう、と覚えて下さい)です。
1、来月発売される個人向け国債は、10年物なら「変動で第21回債」、5年物なら「固定で第9回債」。「第10回債」は存在しません。この調子ですと変動と固定の概念も分からない可能性も。それでは(長期)投資するにはまだ早すぎると思います。
2、元本が保証されていますか? 実は、国債等は原則満期まで解約は出来ません。ただ1年経過すると、直近2回分の利子(半年に1回支払われるので1年分ということです)をペナルティとして支払えば解約に応じてくれます。この場合も、税金分は戻ってきませんので結果として元本割れするケースも有り得ます。国もそれに気付き、来年度からは元本割れしないようにペナルティ方法を変更しますが平成19年度発行分(来月分も)は従来通りです。
3、元本保証って良いことですか? もしインフレになったら、貨幣価値は下がります。今はデフレ傾向ですが、5年後、10年後はどうでしょう。私は、「元本保証」商品が最大のリスク商品になると考えています。貨幣価値が下がると言うことは、少し乱暴に言いますと、今の元本だけで買えたものが満期のときには、利息を足しても買えなくなることです。
4、比較的高利回りって言葉を誤解していませんか? 現時点で比較的利回りが高いと言うに過ぎません。この1〜2年で金利が上がるとは思えませんが、超低金利が、あと10年も続くとは到底考えられません。将来とも高利回りを意味してはいません。そんな時に10年間も資金を固定していては投資機会を失うことになりかねません。
5、個人向け国債は、金融機関や企業が買ってくれないから、個人に売りつけるために考案された商品です。プロが買わなくなったものを素人が買うのは、個人的には、間違いのような気がします。
小林 治行
ファイナンシャルプランナー
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個人向け国債のデメリット
投資を初めて始める方には元本を確保する投資をお勧めします。
その中でも、個人向け国債は最も最適と言えます。
個人向け国債には5年物と10年ものがあります。
主な相違点は5年物は固定金利、10年物は変動金利と言う点が大きく違います。
これまで低金利で来た日本経済が今後10年間更に低利金利で推移するとは思えないこと事から、
10年物の方が現実的と思われます。
10年物の個人向け国債は購入できるのは個人だけで、法人は出来ません。
購入単位は10,000円から。満期は10年です。
利率は基準価格からマイナス0.08%、但し年0.05%を下限とします。
これだけでも現行の定期預金を超えます。
10年物ですが、購入後1年経過後は中途解約することが出来ます。
しかし、その際「中途解約調整額」として過去2回分の利息相当額を差し引かれます。
従って短期で解約をすると、国債であっても元本を割ることがありますので、長期保有が出来る資金を充当した方がよいと言えます。
国債は元本確保型ですが、その分利率は定期預金よりは高いものの、株式型投資信託よりは利率はリターンは低くなります。いわゆるローリスク・ローリターンです。
急激に資金を増やそうとすることでなく、普通預金や定期預金よりは金利が良く安定的に運用するつもりで投資して下さい。
但し、全ての資金を個人向け国債に充当することは賢明ではありません。
分散投資の1方法と理解し、資金の1/4又は1/3程度をこの国債に投資して下さい。
E-mail hk@kobayashi-am.jp
URL http://kobayashi-am.jp
ファイナンシャルプランナー
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何のために使う資金ですか?
「国債で投資デビュー」とのことですが、その資金の使途はなんでしょう。
いつ使う予定ですか?
運用を考える際、とりあえず使わないお金があるから・・・
元本保証で預貯金より金利がいいから・・・と考えがちですが
大切なのはまず、いつ使う資金なのかを考えることです。
2〜3年後に必要なお金であれば運用には向いていません。
ネット銀行の定期預金やMMFがいいでしょう。
4〜5年後に使うお金であれば個人向け国債も候補になります。
6〜7年以上使わないお金であれば個人向け国債より投資信託を考えてみましょう。
候補に揚げられている5年もの個人向け国債ですが、最大のディメリットは
固定金利商品だと言うことです。
金利の高い時期であればメリットとなりますが金利の低く今後上昇が見込まれる今はディメリットとなります。
同じ個人向け国債でも10年ものの場合は変動金利ですので、今後金利が上がると連動して上がります。こちらを考えたほうがいいでしょうね。
発行時点では5年もののほうが金利が高いのですが、目先の金利だけで選ばないようにしましょう。
もう一つのディメリットは中途解約する場合5年ものでは直近の利息4回分(2年分)、10年物で2回分(1年分)を手数料として差し引かれてしまうことです。
この点から考えても10年物のほうが有利です。
最後のディメリットは元本は増えない単利の商品だと言うことです。
利払いは半年ごとに支払われますが再投資が出来ません。
長期で運用するのであれば元本に合わせて利息をたしたものに利息がつくと言う
複利の商品が有利です。
ディメリットをいろいろあげてみましたが、投資デビューと言うことであれば試してみるのもいい勉強になります。大きな資金ではなく、数万円程度ではじめましょう。
株式会社くらしと家計のサポートセンター
http://www.fpwes.com/
阿部 雅代
ファイナンシャルプランナー
3
国を信じる気持ちがありますか?
ファイナンシャルプランナーの阿部雅代です。
国債は、国にお金を貸すことです。
ご存知のように、日本は、大借金国家で、国だけでも830兆円以上の借金を抱えています。
こんな危ない借り手はいないです。
個人向け国債という制度を作ったのも、国の役人が、上手いこと言って、庶民から金集めをしたかったからです。
そんな作戦には乗らないほうがいいです。
かやはし 陽子
ファイナンシャルプランナー
-
リスクの捉え方、投資目的等により異なります。
かやはし陽子と申します。
債券とは一種の「借用証書」です。
つまり、
資金を調達する側(お金の借手=国、都道府県・市町村、金融機関、事業者、外国政府等)が
債券を発行し、
資金を運用する側(お金の貸手=一般投資家・機関投資家等)が
この債券を購入。
と言った貸借関係が成立することになり、
貸借における金利(貸借料)等、様々な条件が提示、明示されるのが債券です。
“お金のやり取り”、すなわち”お金を融通する“一つの形だと言うことです。
発行者により分類しますと、
1、公共債(国・地方公共団体等発行)・・・国債、地方債等
2、民間債(金融機関・事業会社等発行)・・・金融債、社債
3、外国債(外国政府・政府関係機関、事業会社等発行)・・・外債
又、
債券投資のリスクとして、
1、信用リスク・・・信用低下や破綻・倒産等による債務不履行の可能性
2、価格変動リスク・・・金利上昇等による価格の変動(=価値の減少)
3、為替変動リスク・・・為替の変動による価格の目減り(円高円安等)・・・等があります。
その其々のリスクは、
其々の個人の属性等(性格・投資目的等含む)によって、
何をリスクとして捉えるか、どの程度許容できるか(受け取り方)は違って当然かと思います。
“個人向け国債”も、公共債のうち国債の1つの金融商品。
●満期償還まで保有すれば、
デフォルト(債務不履行)がなければ、預貯金などと同様に安全な貯蓄商品、
とも言えますし、
●途中売却する場合は、
金利上昇等による価格変動商品でもあります。
投資目的等を明確され、
上記リスクを十分踏まえて頂ければいいのではないかと思います。
個人向け国債商品概要↓
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/kojinmuke/index.html
「財務省」
ちなみに、
日本政府は借金大国!?残念な事ですが紛れもない事実のようです。
「国債及び借入金並びに政府保証債務現在高」に関する補足説明(平成19年9月末現在)
→http://www.mof.go.jp/gbb/1909hosoku.pdf 「財務省」
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