対象:リフォーム・増改築
ホテル客室で雨漏りが起きております。
漏っている場所はサッシ周りからになります。 原因調査も含めて補修工事をお願いしたいのですが、どういった職種にお願いするのが正解でしょうか。 新築であれば元請に責任を持って直してもらうのが筋だと思いますが築30年近く経っていて建設当時の業者もなくなってしまっています。
塗装屋、防水屋、建築板金屋、サッシ屋、総合建築と色々ある中で一番確実で手っ取り早いところは何処かご存知の方、宜しくお願い致します。
因みに昨年、総合建築業者を介してサッシの上部、左右の三方に水切りを施工してもらいましたが雨漏りは止まりませんでした。
きのしんさん ( 長野県 / 男性 / 37歳 )
回答:4件
朝倉 美起男
お住まい長持ちアドバイザー
-
手っ取り早くはありませんが…
栃木県で改修工事や住宅の診断・相談を受けている、株式会社チアックの朝倉と申します。
よろしくお願いいたします。
雨漏りの場合は『総合建築業』(いわゆる工務店さん)が宜しいと思います。
雨漏り修理では、解体から修理・復旧までに、多くの専門業者さん方の連携が必要になるケースが多いです。
そういった人的ネットワークを持ち、全体をプロデュースする役割が得意なのは、総合建設業です。
雨漏りが発生している場所は『水が出てくる場所』であり『水が入ってくる場所』とは異なっている事が非常に多いですし、表面からは見えない『防水層』の修理が不可欠なケースも多々あります。
雨漏りが想定される部分を解体し、散水試験をを行って『水の流れ』を確認したうえで修理するのが望ましいですが、その特性上、修理工事金額は概算で未確定というケースもあり得ます。
場合によっては、きのしんさんがお考えになっているよりも大きな費用がかかってしまう可能性もありますが、雨漏りは建物にとって『百害あって一利なし』です。
金額の大小よりも、理論的に実直に雨漏りを解決する為の方法にウェイトをおいて、きのしんさんにしっかりと説明してくれる業者さんが好ましいと思います。
吉田 武志
建築家
-
雨漏り補修の依頼は、総合建築業者が良いです。理由は
栃木県宇都宮市で注文住宅建築とリフォームを行う工務店 ヨシダクラフトを経営しています。吉田と申します。質問を読ませて頂きました。
雨漏り補修を依頼するのに最適なのは、総合建築業者(工務店)です。
雨漏り等の瑕疵は、サッシと外壁モルタルの「取合い」や防水と手摺の「取合い」など、
部材と部材の「取合い」で発生することが多いです。
専門工事業者である塗装屋、防水屋、建築板金屋、サッシ屋は、自分の仕事(各部材)には責任を持てますが、瑕疵が発生することが多い部材と部材の「取合い」は、どの業者の責任範囲なのか?分からないことが多く、責任が取れません。
部材と部材の「取合い」の施工管理技術を持ち、「取合い」の責任を持つのが、総合建築業者(工務店)の仕事です。
弊社WEBリフォームで大切なことの4番をご覧ください。http://yoshidacraft.net/renovation/importance/
「昨年、総合建築業者を介してサッシの上部、左右の三方に水切りを施工してもらいましたが雨漏りは止まりませんでした。」とのことですが、「水かけ試験」をして原因を確認してから、1つずつ要因を潰して雨漏りを補修するような施工管理をする別の総合建築業者に依頼するのが良いと思います。
雨漏り補修は、1つずつ要因を潰して行かなければならず、原因を特定するまで時間と手間が掛かり、予想以上にお金が掛かることもあります。
小林 裕美子
建築家
-
一番補修の難しいのが雨漏りなのです
きのしんさん はじめまして
残念ながら建築の補修の中でも原因解明が最も難しいのが
雨漏りなのです。
昨年サッシの三方に水切りを施工されて、雨漏りが改善されない
と言う事はサッシの周りからの水の浸入ではないと言う事です。
雨漏りの場合、その様に考えられる原因を一つずつ補修してみて、
ダメならまた次の補修・・・と言う様に可能性をつぶしていって、
本当の補修に行き着くという方法が一般的で、確実で手っ取り早い
と言うよりは、急がば廻れ方式なのです。
出来れば内壁をはがしてみて躯体のどこから水が入っているか
見るのが、大変ですが確実に近いと思います。
と言う訳で、それぞれの業者さんに頼むのは最後で、取り敢えずは
総合建築業者に原因解明を依頼するのが順当かと思います。
ご期待に添えない回答と思いますが、結局その方が早いと
諦めてください。
(現在のポイント:2pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング