対象:リフォーム・増改築
初めまして。
増築、リフォームを考えていましたが、
構造計算書がないと言う事で断られてしまいました。
このような場合、新築以外方法が無いのでしょうか?
よろしくお願い致します。
補足
2014/11/23 10:43皆様、丁寧なご回答をありがとうございます。
少し、補足致します。
2000年3月改築の木造3階建て、半地下駐車場部分は鉄筋です。
駐車場部分を建物にして増築を考えていました。
一つの建築業者に頼んだところ、増築は必ず構造計算書がいるとの事で、
無ければ増築は不可能と断られました。
図面はあります。確認済み書はこれから探してみます。
区役所に電話をして確認したら、構造計算書が無い場合は
一つずつ構造を確認しながら、
調査することも可能だが、かなり時間と費用がかかるとの事。
新築の方が簡単です。と言われましたが、
増築は建物の名義者の承諾があればいいので簡単らしいです。
このような場合でも、増築はあり得るんでしょうか?
その場合、まず先にどこに相談を持ちかければいいのでしょうか?
よろしくお願い致します。
mamemamaさん ( 東京都 / 女性 / 56歳 )
回答:5件
中舎 重之
建築家
1
構造計算書が必要な建物とは
建物の構造と規模が不明なので、構造計算書が必要な建物を記します。
木造ならば、3階建て以上。
鉄骨造ならば、2階建て以上。
鉄筋コンクリート造ならば、2階建て以上です。
お客様の建物の構造と規模は、いかがですか。
当方は新築の構造設計と既存建物の耐震補強設計に従事しています。
既存建物には構造計算書がない場合が多く、図面から構造計算を仕直しします。
図面があっても、鉄筋コンクリート造では、配筋の探査とコンクリートのコア強度を調査します。
調査は調査を専門にしている会社に依頼します。
調査のデータを基にして、当方が耐震補強計画を立てます。
耐震補強計画には工事費用の概算見積書も添付して提出します。
当方にとっては、既存の構造計算書があっても、参考にはしますが、当てにはしません。
なぜなら、現行の構造規準に照らし合わせて構造計算を仕直しするからです。
図面もない場合は、建物の現状を実測して、新たに図面を作成してから仕事を進めます。
以上です。 2014.11.22 中舎重之
評価・お礼
mamemamaさん
2014/11/22 15:37早速のお返事ありがとうございます。
3階建てですから、必要ですね。
まず、増築が可能かどうか調査会社に頼もうと思います。
中舎 重之
2014/11/22 17:06木造の3階建てですか。
調査会社は設計者の指示で調査箇所をしらべます。
構造設計者とお客様が話し合い、リフォームと増築の範囲を確定して下さい。
リフォーム時に耐震補強工事を平行して行うのが、費用の面でも有利です。
構造設計者が、見つからない場合は、当方に連絡して下さい。
連絡先は、当方のホームページで、 スーパーフレーム「やすらぎ」 にて検索して下さい。
2014.11.22 中舎重之
佐山慎英
建築家
1
構造は鉄骨かRCですか?木造でしょうか?
設計図面や構造図面はありますか、確認申請書や検査済み書はありますか、
築年数はわかりますか。大切なのは検査済み書で合法建築かいなかが判断されます。つまり増築申請が受理されません。面積の増えない耐震リフォームには確認申請は必要と致しません、、、
既存不適格でも構造的にエキスパンションでわけると規模により工事が可能です。
相談はやり取り回数が2
回までですくないため、連絡がとれなくなります。
from_link@mac.comにご連絡いただければさいわいです。
080-3695-8873
相談は費用はかかりません。
ご安心くださいませ。
佐山より
木下 泰徳
アップライフデザイナー
1
建物の構造を教えていただけますか。
はじめまして。アップライフデザインの木下と申します。
まず木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等、建物の構造を教えていただけますか。
次に建築年を教えていただけますか。
またどのような増築を考えているのでしょうか。
構造計算書がないという理由で断わられたということですが、それには何かしらの理由があると思います。
もう少し、具体的な状況を教えていただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
補足
補足説明をいただきながら回答が遅くなってすみませんでした。
2000年の3月改築とありますが、新築ではないのでしょうか。
その際に建築確認申請を提出した設計事務所なり工務店なりは分かりませんか?
まずそちらに聞いてみてはいかがでしょうか。
半地下部分の駐車場をリフォームするのであれば、用途変更によって延べ面積が変わってくると思います。容積率のチェックが必要になりますが、構造的には問題はないように思います。
ただし、半地下駐車場を居室にするとなると、採光、通風の問題はもとより、断熱、結露防止等に注意しなければなりません。
ご相談する方がいらっしゃらなければ、お問合せいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
橋本 健
建築家
1
リフォームであれば構造計算書がなくても可能です。
mamemamaさんこんにちは。
一般的にリフォームは、設備を更新したり部屋の内装を新しくすることなどを言います。従ってそれまでにあった既存の構造体をさわることなく、そういった変更は可能となりますし、法的にも支障ありません。
これに対し増築は、既存の建物に新たな部屋なり建築物をくっつけたり載せたりしますので、そうした行為が既存の構造体に影響を及ぼさないかどうかを確認する必要が生じ、構造計算書がないとその確認は難しくなるのです。これは厳密に申しますと構造計算書が無くても既存建築を詳細に調査し、構造計算書を復元できれば増築が認められる場合がありますが、少なからず費用が発生してしまう為、一般的には敬遠される傾向にあります。
また増築は、既存建築と新しく増築した部分の両方が現行の建築基準法に準拠する必要があります。元の建物の検査済証がとれている場合は、それを前提として増築に進むことができますが、検査済証が無い場合、先ほどと同様に検査済証を取得するところからはじめねばなりません。少し込みいった話で分かりづらいと思いますが、よけいな手間と費用がかかってしまうのです。従いまして構造計算書や検査済証が無い場合は、リフォームにて改装されることをおすすめします。
建築確認時の副本(設計図書)がお手元にあれば、おおよその家の情報が把握できるのでリフォーム計画や設計にとりかかりやすくなります。それが無いケースでもリフォームは出来ますが、その範囲は限定されてきます。また、現在お住まいの家の構造(木造/鉄骨造/鉄筋コンクリート造)によって、そのできる範囲や内容がちがってくることは言うまでもありません。
つまり、調査、計画、シミュレーション、設計、そして施工というプロセスが必要な訳ですが、そういう能力を持ち合わせた業者は限られてきますので、リフォームの得意な建築設計士にご相談されることをおすすめします。
橋本 健
上村 美智夫
建築家
1
増築・リフォーム・建替え等について
はじめまして、PAO建築設計の上村です。
増築・リフォームに関しては、増築・リフォーム部分が既存部分の1/2以下の場合には様々な緩和規定が整備されて来たりと、近年の増改築ニーズの高まりを受けて、法規制が緩和されて来ていますので、増改築に詳しい建築設計事務所等に1度相談されてみては如何でしょうか。可能性が見つかるかもしれません。
増改築の際には今後長く使い続けていく為に、建物の長寿命化をはかることもとても大切です。
その際のポイントは主には次のようになります。
・耐震性の不足 → 耐震補強
・設備配管の老朽化 → 給水管、排水管等の更新
・構造体の劣化 → 劣化部分の改修
将来の地震に備えて、現在の建物の耐震診断を受け、その危険度を公正な第三者の判定として把握し、それに見合った耐震補強等を実施しておけばより安心でしょう。
宜しければ私の下記コラムも参考にして下さい。
・建て替えorリフォーム、もう迷わない!自分で判断する耐震診断活用術
(nanapi/ナナピ:生活の知恵があつまる情報サイト)
http://nanapi.jp/117531/
・耐震診断のすすめ――建替えかリフォームか迷ったら (PAO建築設計ブログ:Pao's Blog)
http://pao-architects.seesaa.net/archives/20140603-1.html
加えて、建物の断熱性能を高めることで、快適性・健康性が向上し、併せて省エネにもつながり冷暖房費の削減にもなります。
増改築の際にこれらの事も併せて、総合的にお考えになると工事を1度に済ますことができ、費用の面でも煩わしさの面でも大変効果的です。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
個別に直接聞いてみたいことがあれば、「この専門家に相談する」ボタンをクリックして、お尋ねください。相談は無料です。
また、直接お会いして相談してみたいことがあれば、プロファイル内のサービス、「建築無料相談」をご利用下さい。
上村 美智夫 / Michio Kamimura
PAO建築設計
http://www2.gol.com/users/paoarchi/ E-mail paoarchi@gol.com
評価・お礼
mamemamaさん
2014/11/23 16:47丁寧なご回答をありがとうございます。
上村 美智夫
2014/11/24 13:33返信ありがとうございます。
少しでもお役に立てば幸いです。
上村 美智夫 / Michio Kamimura
PAO建築設計
http://www2.gol.com/users/paoarchi/ E-mail paoarchi@gol.com
(現在のポイント:-pt)
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