対象:新築工事・施工
基礎のベースコンクリートと立ち上がりのコンクリートの打設を別々にして、先日立ち上がりの枠が外れました。
雨降りの後、現場に行くと水たまりが出来ている所と出来ていない所がありました。
ベースコンクリートを打設した時、職人が「余分な水を出すため」と、ベースコンクリートを平らではなく、わざと斜めにした箇所がありました。
まさにその箇所に水がたまっていました。全く水がはけません。
そんなにベースコンクリートが水平ではないのに、立ち上がりの部分が水平になるのか疑問です。
コテでならすので、立ち上がり自体は水平になるのかもしれませんが、ベースコンクリートと立ち上がりを含めた基礎が全て同じ高さになるのでしょうか?
ご解答よろしくお願いします。
torichanさん ( 埼玉県 / 女性 / 33歳 )
回答:3件
吉田 武志
建築家
1
基礎コンクリートの立ち上がりの天端ならしはセルフレべリング材
栃木県宇都宮市で新築注文住宅とリフォームを設計施工する工務店ヨシダクラフトを経営しています。
基礎立ち上がりのコンクリートを打設した後。
基礎の天端(通常基礎パッキンが置かれる部分)は、水平になっていません。
これを水平にする作業を「天端ならし」と言います。
最近は、「セルフレべリング材」という流すと、自然に水平になる材料で行います。
セルフレべリング材を施工しても、基礎の立ち上がりは、何か所もクランクがあり長いので、完全に水平にすることは難しいのです。
セルフレべリングは、基礎工事業者が行います。
基礎工事完了後、大工が土台をセットする前に、
必ず、施工者は、基礎の天端の高さを確認する為のライン(墨)を基礎の側面に出します。
そのラインが基準線になって基礎の天端高さが水平になっていないことがわかるのです。
通常は、セルフレべリング材で平らにしても水平にはならないので、、大工が基礎パッキンをセットする前に、基礎パッキンの下に2ミリとか4ミリの高さ調整材料を置いて基礎パッキンの天端を平らとして、その上に固定する土台も平らとします。
土台が平らになっていれば、その上に建つ柱も垂直に建つので、「土台を水平にすること」が柱や梁が正確に建つ要点になります。
床版のコンクリートに勾配が付いているらしいですが、所定の厚さが確保できていれば心配することは無いと思います。施工者が気を利かせて行ったことが、かえって施主を心配させる結果になったということですが、心配ないと思いますよ。造り手に聞いてみてください。造り手と住まい手が十分にコミュニケーションをとることが大切だと思います。
評価・お礼
torichanさん
2014/07/23 15:52ご解答ありがとうございます。
とても分かりやすいご説明感謝いたします。
心配ないようなので安心しました。
吉田 武志
2014/07/23 16:06高い評価を頂きましてありがとうございます。
安心して頂けたようで良かったです。
中舎 重之
建築家
1
ベースコンの天端について
職人さんが、意識的にベースコンに水勾配を取り、結果として水が予定通り溜まったなら、
拍手をして上げて下さい。腕の良い職人に出会えたのですから安心して下さい。
意図しても、その通りに成らないのが現場です。
さて、立ち上がりの水平をとるには、ベースコンよりもっと簡単です。
立ち上がりの型枠の精度で決まります。
同じ職人さんが引き続いて仕事をしているのなら、心配は無用です。
職人さんの腕を疑うのは失礼とさえ思います。
以上です。 2014.7.23 中舎重之
評価・お礼
torichanさん
2014/07/23 20:58ご解答ありがとうございます。
残念ながら、職人は腕が良いとはいえません。
ベタ基礎の鉄筋は6センチのかぶりも取れていない、鉄筋が結束線で十分に結束がされておらずガタガタ。ベースコンクリートはなぜか指で穴が掘れる。まだありますが、このような施工をされて何を信用することが出来るのでしょうか?
職人の腕もピンきりだと思います。実際欠陥住宅はたくさん存在します、なのに職人の腕を100%信用する事は不可能かと思います。
中舎 重之
2014/07/23 22:46べた基礎の鉄筋の被りが6cm以下は問題です。
ベースコンが指で穴が掘れるのは、もっと問題です。
それらを、見過ごす職人、施工会社、設計事務所はさらに問題です。
欠陥住宅の仲間に入る、入り口に立っている感じです。
現状では、安心とか、安全とかの言葉の外にあると思います。
当方の職人の腕を信用する話は撤回します。
2014.7.23 中舎重之
(現在のポイント:-pt)
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