対象:ペットの医療・健康
ヨーキー11歳メスの事です。8/24に突然ぐったりしてしまいました。25日は私用で出かけなければならず1日エアコンをかけないままの家に置いていったとのことです。帰ってみるとぐったりした状態はかわりなく食事も水分も殆ど取ってませんでした。呼吸は荒くなかったですが熱にやられたのでは?と首や前足の脇などを冷やしましたが改善しませんでした。翌日病院に行ったところ先生の診断は熱にやられたのでは?また年齢なりに肝機能が低下しているかもしれないとのことで、点滴とビタミン剤の注射をしてくださいました。その後はササミをがっついて食べたり、玄関のチャイムに反応して動くことが出来るようになりましたが、まだまだ本調子ではないなぁといった感じで、食べ終わるとぐったりしてしまいます。病み上がりなのでそのまま様子をみつつ、翌日、その翌日と病院に行き、点滴か注射をしていただきました(私は同行していないので詳細は不明です)本日3日目の診察時、歩行にふらつきがある事を話しみていただくと、その様子から脳梗塞を起こしたかもしれないと言われました。ノイビタンというビタミン剤を20日分処方してくださり、様子をみる事となりました。
ご飯をほしがったり、玄関チャイムに反応して駆けてきたりはするのですが、歩行にふらつきが見られます。マットの上でも右前足がうまく身体を支えられないような感じが見られます。食後伏せをしばらくした後、床で立ち上がろうとすると、前足が前に滑ってしまって伸びきった状態、後ろ足だけ立っていますがどうすることも出来ず、また伏せの状態になってしまいます。床を歩こうとしても前足が両サイドに開いてしまったりします。両目の視点はあっています。舌は出していますがいつも出している位の長さで、左右に偏ってはいません。顔面には麻痺は無いように思われます。呼吸も落ち着いています。食欲もあります。水分はもともと摂取不良です。このまま内服だけで様子を見ていて大丈夫でしょうか?他院で検査をしてもらった1日にどのくらいの水分摂取をさせたらいいのでしょうか?早々に他院にて検査を受けた方がいいでしょうか?(今の病院では検査は出来ないようです)また、日々どういうことに気を付けなくてはいけないですか?どうぞ、よろしくおねがいします。
花*花*花さん ( 埼玉県 / 女性 / 45歳 )
回答:1件
前肢を含むフラつき症状について
はじめましてアレス動物医療センターの沖田と申します。
実際は診てみないとなんともとは思うのですが、文面からの想像で書かせていただきます。
参考程度にお考えください。
すでに血液検査は済んでおり、全て正常だったという前提で書かせていただくと、可能性としては脳の疾患か首の疾患ではないかと思われます。
例えば脳腫瘍、水頭症、脳炎、頚椎椎間板ヘルニア、環軸亜脱臼(首の骨の脱臼)あたりを症状から疑うでしょうか。
首のレントゲンをすでに撮っており、異常がないのだとすると、あとはCT(場合によってはMRI)検査をすべきなのかもしれません。
病気の原因によっては治療法も異なりますので、神経疾患に強い病院やCT,MRIがある病院を紹介してもらってはいかがでしょうか。
評価・お礼
花*花*花さん
2013/09/02 17:03沖田先生、お忙しいなか返信ありがとうございました。
最初の病院では血液検査もレントゲンもして頂けませんでした。ビタミン剤で様子を見ましたが改善しないので、他の病院に行きました。
1件目で検査をしていないことを伝えましたが、それにはコメントはなく、そこでも1件目の病院の診断のを重視しつつ、ふらつきについては脊柱の両脇をツボ押しするように押していくと、腰のあたりで少し痛がるので腰痛があるのではないかと、鍼・灸と痛み止めを打ってくださりました。更におなかが熱いことも話しましたが、触診のみで血液・レントゲンの検査はして頂けませんでした。そのまま様子を見ましたが、終いに食事が取れなくなってしまったので、3件目の病院へ。
そこでは、うちの子が避妊手術をしていない、高齢である事、おなかが熱くぱんぱんになっていることから子宮蓄膿症が疑わしいとされ、血液・レントゲン・CT検査の結果を基にほぼ確定診断となりました。
全身状態が非常にわるいためのふらつきではないかとのことでした。具合が悪くなってからずいぶん経つので、ショック状態、敗血症になりかかっているとのことで、先ずは抗生剤を投与して、数日以内に行われる予定の手術にむけた体調コントロールに入りました。しかし、状態が改善されず、逆にぐったりとしてきたため、破裂した可能性があるとのことで本日緊急手術となりました。
私の質問文では、情報が少なすぎで、先生も回答しにくかったことと思います。
今回の診断とは異なってしまいましたが、またそのような症状が出たときには、参考にさせて頂きたいと思います。
ありがとうございました。
回答専門家
- 沖田 将人
- (富山県 / 獣医)
- アレス動物医療センター センター長
地域に密着したワンランク上のホームドクターを
アレス(Alles)とはドイツ語で「あらゆること」を意味します。インフォームドコンセントの充実、年中無休、CTスキャナ導入など動物たちの幸せにつながることなら、飼い主様のあらゆる要望にお応えしたい。そんな願いを込めて診療に取り組んでいます。
(現在のポイント:-pt)
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