対象:住宅資金・住宅ローン
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住宅ローンの借り換えを検討中です。
変動金利で0.975を提示されており、銀行員の方から「これから先、急激に上がることはないだろうから大丈夫だと思います」と言われ、借り換えを考えていた矢先、北朝鮮でのハプニング・・これによって日本にも何らかの影響、金利の急激は変化は予測されるでしょうか?
また、知人からは「中国がバブル崩壊寸前だからそれに伴って日本の状況がよくなり、金利が上がるはずだ」といわれ、不安でなりません。
補足
2011/12/20 23:45他に投資用ワンルームマンション(2部屋分)の所有があり、それぞれ現在の金利は3,8程度です。残額は2件で2000万ちょっと、残り30年です。今回、自宅のローンを上記の条件で借り替える前提で、このマンションの方を2,4で借り換えさせてくれる条件です。
現在の自宅のローン、マンションのローン、今回の借り換え検討先、全て異なる銀行です。
kinochiさん ( 長崎県 / 女性 / 35歳 )
回答:3件
考え方です
kinochi様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
変動金利がこれからどうなるかについては、実際には、誰にもわかりませんが、考え方を書きます。
もし金利が急激に上昇するようなことがあるとすれば、きっかけは、日本国債の暴落です。
直近では、ギリシャ、イタリアなどの国債が暴落しましたので、同じように返済能力を超える借金を抱える日本の国債が、連鎖的に暴落(金利は上昇)する可能性もありえなくはありません。
日本国債が暴落するなんて、想像もつかないことかもしれませんが、かつて、不動産バブルの頃も、日本の土地が値下がりするなんて絶対にありえないと、信じた人が、ひどい目にあってしまった事例があります。
この点は、ぜひ専門家の意見や解説にも耳を傾けるようにしてみてください。
北朝鮮については、確かに戦争が起こる心配がありますが、一方で、独裁体制の崩壊につながる可能性もありますから、むしろ明るい方向で考えた方がよいのではないでしょうか。
私はその方向で祈っています。
あと、中国がバブル崩壊寸前とのことですが、すでに崩壊は、始まっていますね。
中国本土は、不動産や株式の値段が、大きく下がっています。
ただ、それにより、日本の状況がよくなり、金利が上がるという現象は、起きていないようです。
余談ですが、中国は、日米欧のように国の借金は大きくなく、むしろ、貸し手になっていますので、長期では、世界の覇権を握っていく可能性があります。
個人的には、今のような円高の時期に、中国への投資を考えておくことは、重要とみています。
なお上記は、あくまで私見です。
判断のご参考になれば幸いです。
評価・お礼

kinochiさん
2011/12/21 23:54森本様
解説ありがとうございました。
中国のバブル崩壊はすでに始まっていたのですね・・北朝鮮にしても、他国からの影響ばかり気になっていましたが、日本自体、これからどうなっていくのか、本当にわからないですね。怖いです。投資用マンションの赤字で、素人がむやみに手を出すものではないとひしひしと感じておりますので、現在他に投資は考えられない状況です・・
森本 直人
2011/12/22 13:10kinochi様
コメント拝見しました。
マンション投資については、もし資金繰りが厳しいようであれば、ローンの金利選択以前に一部売却を検討されるのもひとつの選択です。
これもあくまで私見なのですが、日本は、来年あたりは、円高・デフレの影響で、かなりの不景気になる可能性があります。
2007年の1ドル=120円が、今78円とかですから、何も影響が出ない方が不思議ですよね。
仮に金利の急上昇があるとしたら、おそらく不景気の嵐が吹き荒れた後になると見ています。
経済の読み方、考え方についてのさらに詳しい解説や相談は、個別相談サービスとして提供していますので、もし必要があれば、お問い合わせボタンを押して、お知らせ頂けると幸いです。
回答専門家

- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。

渡辺 行雄
ファイナンシャルプランナー
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住宅ローンの借り換えについて
kinochiさんへ
はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、
渡辺と申します。
住宅ローンの借り換えを行うことで、
メリットが出るための条件としては、
1.返済期間が10年以上残っていること
2.ローン残高が1,000万円以上残っていること
3.現在利用している住宅ローンの金利と、借り換えた場合のローン金利との差が、
1.0%以上になることなどとなります。
つきましては、
住宅ローンの借り換えを行った場合に、
メリットがでるかどうかをまずご検討ください。
そのうえで、住宅ローン商品の選択となります。
住宅ローン商品のうち、
ほぼ毎年のように繰り上げ返済を行い、
早期に完済を目指すということでしたら、
ローン金利も低くて済む変動金利や短期固定金利で、
住宅ローンを組むこととなります。
ただし、ローンの更新が頻繁に行われるため、
返済の途中からローン金利が上がってしまい、
毎月の返済額が増えてしまう可能性があります。
尚、kinochiさんが心配されております、
将来の金利動向につきましては、
残念ながら誰にも予想をすることはできませんので、
もし、変動金利に借り換えを行うのでしたら、
ある程度金利が上がって毎月の返済額が増えてしまっても、
無理なく返済していくことができるかどうかという点も含めて、
ご検討ください。
kinochiさんが現在利用している住宅ローン金利が、
長期固定金利ということでしたら、
完済するまでローンの更新がありませんので、
返済の途中からローン金利が上がってしまい、
毎月の返済額が増えてしまう心配もありませんので、
将来のマネープランがたてやすくなりますので、
今後、予想される例えばお子さまの教育資金負担など、
将来のライフイベント資金のことも考慮したうえで、
変動金利に借り換えるかどうかを決定するようにしていってください。
以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン 渡辺行雄
http://www.fpreal.jp/
評価・お礼

kinochiさん
2011/12/21 23:47渡辺様
メリットが出る条件など教えていただき、ありがとうございました。補足をあとで書きましたが、今、自宅のローンと言うよりも投資用マンションのローンをどうにかしたいという気持ちが先立っていて、そのために銀行提示の変動を選ぶしかないのか・・と悩んでいるところでした。自宅のローンだけみると、現在の金利と1%も変わらず、メリットはあまり期待できませんが、トータルでみると、早く借り替えたほうが良い気がして・・再度検討してみます。

渡辺 行雄
2011/12/22 07:55kinochiさんへ
お返事いただきありがとうございます。
また、多少なりともお役に立てて、何よりでした。
尚、投資物件につきまして、
現在のローン金利という点でけで考慮した場合、
借り換えを前向きにご検討されてもよろしいと考えます。
これからもマネーに関することで、
分からないことがありましたら、ご相談ください。
リアルビジョン 渡辺行雄

松永 文夫
ファイナンシャルプランナー
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変動金利はこれからどうなるでしょうか
kinochiさん、こんにちは。
FPコンサルティングオフィスの松永です。
今後の金利上昇が不安とのことですが、金利が上昇する要因としては主に二つ挙げられます。
一つは景気回復による現在の金融緩和(低金利政策)の解消、そしてもう一つは日本の信用不安が起こる(日本の国債の買い手がいなくなる)ことです。現在のギリシャやイタリアのような状態です。
北朝鮮問題や中国のバブル崩壊懸念は、どちらかと言えば低金利の期間が長くなる要因になると思います。世界的な景気悪化でリスク資産(株式等)から安全資産である国債に資金が向かうからです。
但し、これは程度問題です。これらがとんでもなく大きな問題となった場合は、同じアジアの国である日本の国債が売られ、金利が上昇することになるかもしれません。
※中国のバブルが崩壊するか否かは見解が分かれています。むしろ中国は軟着陸できるという見方のほうが多いと思われます。・・・念のため。
ところで、銀行から変動金利への切り替えを勧められているとのことですが、それは銀行のセールストークです。借り替えたときのメリットが大きく出ますから、お客さま個々の状況など関係なしに変動金利を勧めてきます。
私たちは低金利に慣れてしまっていますが、金利の変動リスクは侮らないでください。
金利が上昇しても返済には特に困らないという余裕のある方であれば、変動金利にして金利リスクを取っても良いでしょうが、そうでない場合は危険です。
kinochiさんの住宅ローンの残存期間や金額、収入、所有資産等が解りませんので何とも言えませんが、変動金利と固定金利のミックスにする等、慎重に検討してみてください。
よく「金利が上昇する前に固定金利に切り替えればよい」という方がいますが、そんなに簡単なものではありません。金融商品は将来を見越して値付けされていくからです。
以上、参考にしていただけましたら幸いです。
FPコンサルティングオフィス 代表 松永 文夫
http://www.fp-consul.jp/
評価・お礼

kinochiさん
2011/12/21 23:33松永様
丁寧な解説ありがとうございました。金利上昇の仕組みや他国の情勢に伴う日本への影響など、これまで全く理解できておらず、周りからの情報に振り回されてばかりでした。補足を付け加えさせていただきましたが、今回の借り換えには他の物件について好条件をつけてもらうための銀行からの提示なので、変動のリスクとあわせてもう一度検討してみます。

松永 文夫
2011/12/22 01:17評価をいただきありがとうございます。
住宅ローンの借り換えを条件にするという銀行の姿勢は如何なものかと思いますね。
とにかく金利の選択は慎重にしてみてください。
(現在のポイント:4pt)
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