対象:ペットの医療・健康
我が家のトイプー12ケ月が膝蓋骨脱臼と診断されました。左後足(ステージ2)
右後足(ステージ1)です。鎮痛剤と栄養剤を処方されましたが、自宅で安静以外に注意すること、又は 回復を早める方法など何かありましたら教えてください。
joyjoy0217さん ( 長崎県 / 男性 / 54歳 )
回答:2件
膝蓋骨脱臼
はじめましてアレス動物病院の沖田と申します。
ワンちゃんの膝蓋骨脱臼とのことですが、文章より今の時点では手術にいたるほどの症状ではないとの主治医の先生の判断と思われます。
とすると内科療法にて治すというのはさすがに無理でも、進行を止める、あるいは進行を遅らせるというのが治療の目的となります。
鎮痛剤は一生というわけにはいかないでしょうから、一定期間飲んでも改善がない場合は、おそらく主治医の先生から手術をとの話になるのかもしれませんが、とりあえずここでは手術以外のこととしてざっくりとしては、基本は下記の3点かと思われます。
1.運動制限
2.体重制限
3.サプリメント
1はすでに主治医の先生からご指示があったかもしれませんが、ケージレスト(ケージで安静)が主で、この期間は症状によりけりですから、主治医の先生に従ってください。
安定期に入っても過剰な運動は避けるべきで、フローリングや畳などの滑りやすい足場で走らせない、階段やソファーの上り下りなどを避けるなどが一般的です。
2は人間の関節炎などでもそうですが、過剰な体重は進行を早めます。
極力おやつを減らし(できれば止め)、バランスのとれたドッグフード以外にはあまり余計なものを足さず、主治医の先生にベスト体重を支持してもらい、それをキープできるようにすることが重要です(痩せれば良いというものでもなく)。
3はコンドロイチンやグルコサミンなどの関節系のサプリメントで、これはやはり主治医の先生のもとで病院で使用するような高品質のものを購入されるべきです(もしかしたら今の栄養剤というのがそれに当たるのかもしれませんが)。
短期的にみると、やはり1の運動制限が非常に重要で、痛みに対して我慢強いワンちゃんをいかに対し、いかに運動を制限するか、ということが現時点では大事なのではないかと思われます。
私が思いつく現時点での対応はこんなところで、文章より主治医の先生が指導された内容とほぼ同じなのではないかと思われます。
親身に診療される良い主治医の先生と思いますので、付け加えるほどのことはないのですが、他の獣医師も同感で、という安心程度にお考えいただければと思います。
評価・お礼
joyjoy0217さん
2011/01/17 08:36丁寧な回答ありがとう御座いました。手術しなくていいようにより気をつけて育てていきます。
又何かありましたらご意見をお聞かせください。 ありがとうございました
回答専門家
- 沖田 将人
- (富山県 / 獣医)
- アレス動物医療センター センター長
地域に密着したワンランク上のホームドクターを
アレス(Alles)とはドイツ語で「あらゆること」を意味します。インフォームドコンセントの充実、年中無休、CTスキャナ導入など動物たちの幸せにつながることなら、飼い主様のあらゆる要望にお応えしたい。そんな願いを込めて診療に取り組んでいます。
(現在のポイント:-pt)
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