対象:お金と資産の運用
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夫65歳、妻49歳(私:専業主婦)、子供9歳 の 年の差、高齢出産家族です。
来年3月で夫が定年退職となり、年金生活が始まります(再就職の予定はありません)。
現在 判っているのは、
・年金 年額 約 360万円(妻と子供の加給分込み)月額約30万円
・夫 退職金 約3300万円(所得・住民税控除後)
・預貯金 夫名義 約4000万円(株式を現在値で売却した分も含む)
妻名義 約5000万円( 同上 )
・子供教育資金 約1000万円のみ準備済み(中・高校が私立の場合の学費分)
・自宅(マンション) ローン完済、リフォーム済み
・車、家電製品等は今年新しく購入したばかりなので当分購入予定なし
退職金 3000万円 と 夫婦の預貯金 9000万円 を併せた1億2000万円をアセットアロケーションして、税金・手数料
(ファイナンシャルプランナーの方への報酬も含む)を引いた後、年3%(手取り360万円)で運用することは可能でしょうか。
夫は銀行等から色々な御提案を戴いている様ですが、興味がなく、預貯金を崩して年金と併せて生活していこうと漠然と
考えているようです。
年金360万円の他に運用利益金がある程度あれば、今後の生活設計が随分違ってくると思い、是非アドバイス戴きたく存じます。
希望と致しましては、
・年間生活費(支出)は かなり余裕を持たせて 年間500万円。
・出来ることなら年間100万円の貯蓄(10年後、子供が大学進学を希望した場合に備えて 1000万の準備金をつくりたい)。
・妻が月額6万8000円(年額80万程)で 限度額近くの国民年金基金に加入出来れば、所得税・住民税・国民健康保険料が
かなり低額で済むのでは と・・・
・・・初めての投稿で、素人の荒唐無稽な質問でしたらお許し下さい。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
補足
2010/10/18 02:06現在 加入の保険等は、
死亡保険
夫 終身2000万円 (定年退職時までに給与から引き落としで払い込み済み予定)
妻 終身 250万円 (支払い済み)
60歳まで 1000万円(60歳まで 年2万円支払い予定)
入院保険
夫 65歳から 入院1日7500円(県民共済 年6万円支払い予定)
妻 終身 入院1日7500円(支払い済み)
60歳まで 入院1日5000円(60歳まで 年2万5千円支払い予定)
個人年金
妻 60歳から74歳まで 年120万円(60歳まで年14万円支払い予定)
75歳から終身 年 70万円(支払い済み)
になります。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
ぐんじょうさん ( 静岡県 / 女性 / 48歳 )
回答:5件
今後の資産運用について
ぐんじょう様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご相談内容、拝見しました。
1億2000万円のアセットアロケーションを組まれたいとのこと。
金融資産による運用のご経験がどの程度あるのか、分かりませんが、もしご経験が少ないのであれば、個人的には、まとめて投資をするのは、危険過ぎるように思います。
仮に、優秀なファイナンシャルプランナーを雇えたとしても、最終的な判断は、ご本人になります。
例えば、投資信託などで運用する場合、安定的な運用を心掛けたとしても、一時的に評価額が10%くらいのマイナスになることも十分にあり得ます。
金額にすれば、1200万円のマイナスです。
もちろん、その後のリバウンドで、1200万円のプラスになることもあるわけですが、ご経験が少なければ、マイナスの時に、きちんと感情をコントロールできなくなる可能性もあります。
ですので、もし年3%程度の安定的なキャッシュフローを求めるのでしたら、個人的には、小さなアパート経営など、不動産投資も有力な候補になるのではないかと思っています。
不動産投資の場合、タックスプランもいろいろ考えられますし、インフレ対策にもなります。
ちなみに、私自身は、現在、金融資産による運用のアドバイスを中心に活動していますが、それでもそう思います。
まったくご経験のない方が、心理的に耐えられる投資額は、個人的には、1000万円~2000万円くらいが限度だと思っています。
ただ、不動産投資は、面倒な部分もありますし、もちろん特有のリスクもありますので、金融資産による運用の方がよいと思われる場合は、2~3年経験を積まれた上で、増額を検討するのもよいと思います。
実際、金融資産で手堅く運用できる方法は、いろいろあるのですが、ただ「買えばよい」という世界ではなく、投資リスクを時間の中でコントロールするという発想が必要になります。
銀行等に相談して、そこまでアドバイスしてもらえるかどうかもよく検討してみてください。
以上、ご参考になれば幸いです。
評価・お礼

ぐんじょうさん
2010/10/18 20:43別の視点からの 専門家としての貴重なアドバイス、ありがとうございました。
不動産投資は ますます素人判断では難しいのでは・・・という先入観のある私です。
まずは金融商品から運用して行きたいと今のところ考えております。
ただ、間口は広くして 様々な選択肢の中から 説明を受けて 納得の行く解決を探したいと
前向きに考えております。
今回ファイナンシャルプランナーの方々の親身で率直な御回答を拝読しまして、リスク
に対する覚悟と耐性が出来つつあります。
・・・夫にこのサイトを印刷して見せ、建設的な話し合いをして、また、皆様に御相談
出来ますように・・・
ありがとうございました。
森本 直人
2010/10/19 14:46ぐんじょう様、評価・コメントありがとうございます。
資産運用は、まず目的を決め、計画を立てるところから始めてみると良いと思います。
その中で、インフレ対策が必要ということであれば、アセットアロケーションの中に収益不動産を組み入れるような選択もありうるでしょうし、金融資産だけで組成するなら、不動産投資信託を利用する手などもあります。やり方は、一様ではありません。
どんな選択にも、メリット、デメリットはありますので、そのあたりをきちんと納得できるまで説明してくれるファイナンシャルプランナーが見つかるとよいですね。
もちろん、私でよければ、いつでも承ります。
回答専門家

- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。

吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
-
インカムゲイン重視のファンドで・・・
はじめまして、ぐんじょうさん。
FP事務所 マネースミスの吉野裕一です。
http://home1.catvmics.ne.jp/~you_y/
今後のご主人様のリタイアにあたり、収入に不安を抱かれているのだと思います。
ご希望の利率で、インカムゲイン収入をお考えのようですが、毎月分配型の投資信託でもご希望に近い分配金を受け取ることは可能だと思います。
また毎月分配型の投資信託を単独で購入するのではなく、複数購入していく事で分配金の増減リスクを減らしながら分配金を受け取る事も可能になっていくと思います。
確かにご主人様の言われるように、ある程度資産もおありですし、年金などの収入もありますから、預金からの取り崩しでもそれなりに生活できると思いますが、預金ですと金利で増える部分が少なく減少に対して不安に思われるかも分かりませんね。
また教育費として準備される部分と、年金の上乗せで受け取る資金の運用を分けるように運用するのも良いでしょうね。
評価・お礼

ぐんじょうさん
2010/10/18 08:20早速の御回答、ありがとうございます。
毎月分配型の投資信託などで 予想に近い分配金を受け取ることは不可能ではないのですね。
ほっと致しました(勿論 リスクも伴うのでしょうが・・・)。
実は1年程前に 保険の見直し関係の業務が主のサロンに立ち寄った際に
(無料相談でお気軽に、とありましたので夫の保険につきアドバイス戴ければ、と思い)
上記の話をチラッと致しましたら、窓口の女性の方に、冷たく「不可能です」 と、
はっきり言われ、ヘコんでおりました・・・
・・・気持ちもビジョンも救われました。 しっかり勉強して 前向きに検討致します。
ありがとうございました。

吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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貯蓄の取り崩しで家計を賄うのも資産運用の一種です
ぐんじょう様
初めまして、ライフ・プランと資産運用を支援するオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
ご質問の記載内容から、資産の収支とバランスを測りますと、退職後の生活はご主人のお考えも重要なポイントと思われます。
60歳からの40年(100歳)と考えても
1.支出は年間500万円×40年=2億円の支出
2.収入は年間360万円×40年+120万円×14年+70万円×25年+3,000万円=2億830万円
3.貯蓄が9,000万円ありますから
差引きで3+2-1=約9000万円が残ります。現在予定されている貯蓄額がそっくり残ることになります。この中から大学進学の費用2,000万円を出しても十分賄えるものと思われます。
リスク商品を購入せずに、貯蓄の取り崩しで家計を賄うことも、資産運用の一つであることをご認識ください。
余り、資産運用に気を取られますと思わぬ損失を出す原因になろうかと思われます。
特に、毎月配当のある多分配型の投資信託などで運用なさらぬよう助言申し上げます。
それでも、資産を殖やす事をお考えの場合には、予想貯蓄残高の半分4,500万円程度を、低リスクな国内債券向けファンド、例えば円のMMF、国内債券を対象とするインデックス・ファンドで運用されては如何でしょう。
期待リターンを360万円÷9000万円≒4%をどうしても要望されるのであれば、
国内外の債券と株式にJリートをプラスして、5資産に均等配分されては如何でしょう。
長期的な期待リターンは4%超と試算されます。
但し、リスクとコストが伴います。
コストは、購入手数料が無く、信託報酬の安い、ネット証券向けインデックス・ファンドで組まれると宜しいかと考えます。
リスクは、流動性リスク、価格変動リスク、為替リスト、信用リスク、金利変動リスクなどから元本割れが生じる場合があります。
もし、ご必要であれば、投資の基礎知識、アセットアロケーションの考え方とうのレクチャーと、ぐんじょう様のリスク許容度に応じた資産配分とポートフォリオについて、投資アドバイザーである私がご相談を承ります。
評価・お礼

ぐんじょうさん
2010/10/18 15:55とても 誠実で 含蓄のある御回答をありがとうございました。
そうですね… 勤勉でシンプルな夫は、良い意味での 学者バカ? という表現がぴったりの
実直な人柄です。 長年 真面目に勤め上げて 積み上げてくれた かけがえのないお金です。
・・・大切に、愛情を込めて 使い方や運用等について考えて行きたいと存じます。
まずは夫に感謝して 話し合いたいと存じます。
大切なことに気付かせて戴きました。
ありがとうございました。

吉野 充巨
2010/10/18 20:15ぐんじょう様
高評価を頂き有り難うございました。
第二の人生、お金から離れてのんびり暮らされるのも宜しいかと存じます。
ご主人と資産運用ではなく、これから何をしたいかをお話し合いください。
それを今後のライフプランとして、お金が足りれば良し、不足するようであれば資産運用をお考えください。
なお、資産運用をご相談する際には「売り手の利益は買い手のコスト」ということを基本として相手をお選びください。

山田 聡
ファイナンシャルプランナー
1
アセットアロケーションの作成につきまして
ファイナンシャルプランナーの山田と申します。
ファイナンシャルプランナーのアセットアロケーションの一般的な作成方法からご質問に答えたいと思います。
まず、利回り目標を3%にする根拠を明確にします。
そのためには、今後の収入と支出、資産残高の推移をキャッシュフロー表という目に見える形に表して確認します。
キャッシュフロー表は、運用利回りが3%のケースや、全く収益があがらない0%のケースなど複数のケースをシミュレーションし、各利回りにおける資産残高の推移を確認していきます。
このような手続きを経て、3%という利回りが本当に必要なのか、2%の場合はどのようになるのか、また3%の場合はどのような資産残高になるのか等を確認できます。
資産運用の利回りとリスクは表裏一体です。
目標利回りが高くなれば、リスクも高くなります。
ファイナンシャルプランナーがアセットアロケーションを作成する場合、目標利回りと同時に損失リスクも計算します。
そして、最悪のケースが起こった場合の損失リスクに、ご相談者が金額面と精神面の両面で受入れ可能かを確認していきます。
ですから、3%を目標にしたアセットアロケーションを作成することは可能ですが、その際のリスクが許容範囲であるか、これが最も重要な確認事項です。
また、アセットアロケーションは作成者ごとに違いますし、リスクの見積もり方も違うでしょう。
複数の専門家やファイナンシャルプランナーに相談し、自分が十分理解、納得できる説明をする人を見つけることが大事です。
コストはかかっても、メリットの方が遥かに大きいのではないでしょうか。
山田FP事務所 http://www.yamadafp.com/
山田 聡
評価・お礼

ぐんじょうさん
2010/10/18 16:28解かり易く なおかつ 理論整然と御回答戴き、ありがとうございました。
3%という数字についてですが・・・
14000万の3%で360万円プラス出来れば、奇しくも同額の年金と併せて 年720万円となり、生活費500万円、子供の大学費用積み立て100万円、私の国民年金基金約80万円 を引いた 残額が40万円 となり、ちょうど税金・社会保険料の支払い相当額になりそうなので、これなら 何とか資産の目減りを防ぎながら 希望する生活を送ることが出来るのではないか…そう考えて算出したのが 年3%という数字です。
リスク許容度も含めて、夫と話し合ってみようと思います。
ありがとうございました。

ファイナンシャルプランナー
1
10年以上使わない金額を割り出してみましょう
ぐんじょうさん、はじめまして。
株式会社くらしと家計のサポートセンターです。
セカンドライフでの資産運用の基本はなるべく減らさないための運用をすることです。
運用して不足分を補てんするという考え方もありますがそこで、積立貯蓄をする分まで利益をだすというのは、いかがなものでしょうか?
大学資金やぐんじょうさんの老後資金は今ある資金からとっておいて運用すればいいことです。
たとえば、大学資金は800万円を10年運用して1000万円に、というように。
運用を考える場合はまずいつ、いくらのお金が必要となるかを考えましょう。
毎月の生活費として年金での不足額はいくら、継続的に発生する年払いの支出はいくら。
合計1年あたりの不足額はいくらになるか。
その他、当分はないとお考えの車や家電などの費用はご主人年齢で予算を立ててみましょう。
そうすると、5年以内に使うお金が出てきます。
これは預貯金で置いておきましょう。
5~10年で使うお金は低リスクで安定運用
10年以上先のものはもう少しリクスを取ってより積極的な運用
大学費用やぐんじょうさんの老後資金がこれに当たるでしょう。
10年以上の運用期間を持つことで、分配金をあてにして使う単利ではなく、分配金も再投資する複利の運用が可能となりますし、たとえ元本割れとなるような事態があっても見直しによって回復できる可能性も高くなります。
投資に回せる金額がわかったら、そこで初めてアセットクラスを考えてみてはいかがでしょう?
最初から分配金をあてにした資金計画は元本を大きく減らすことになるかも知れません。
株式会社くらしと家計のサポートセンター
http://www.fpwes.com/
評価・お礼

ぐんじょうさん
2010/10/19 17:07女性ならではの きめ細やかな 実生活に根ざした視点での御回答、ありがとうございました。
おっしゃる通りかと存じます。
想いばかりが先走り 本末転倒している点も多々あり、短期で必要な支出金と 長いスパンで
運用可能な資金との交通整理をすると 道程やゴールがはっきりしてくるのかも知れません。
・・・週末、夫と真剣に話し合い、いずれにしても少しコストをかけて 多様なシュミレーション
を 幾人かのファイナンシャルプランナーの方にお願いして、耳を傾け、勉強して どうするか
判断するつもりでおります。 運用の有無に拘わらず 希望が見えてきた気が致します。
ありがとうございました。

2010/10/19 18:45
ご返信ありがとうございます。
お役に立てて幸です。
運用資金、つまりファンドなどの購入資金が多いほど、それを販売する人の手数料が増えますので、売り手側のメリットは大きくなります。
分配を多く求めることはまさに売り手側の思うつぼ。要注意です。
それと国民年金基金や個人年金など年金収入を増やすと、積立中は節税となるかも知れませんが受け取るときに収入が増え、所得税、住民税、ひいては国保の保険料、介護保険料も増えます。
また入院の際の自己負担限度額や介護が必要となった場合の自己負担も増えます。
収入はあまり増やさず、資産(貯蓄)を持っておいた方がいいということも言えます。
貯蓄は上記の物への影響はありません。
(不動産は一部の自治体で資産割があると影響します。)
この点も注意した方がいいでしょうね。
ご夫婦で年齢差がかなりありますので、お一人になった後のことまで考えると奥さま名義の貯蓄の一部は分配を受け取らず、複利運用して増やすことを考えてみたほうがいいと思います。
(現在のポイント:8pt)
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