対象:住宅設計・構造

上村 美智夫
建築家
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三方を囲まれた土地等・都市部の住宅について
はじめまして、PAO建築設計の上村です。
敷地形状が長方形のように、横長なのか、それとも正方形に近いものなのかにより、考えられる案もずいぶん異なるものになります。敷地面積50坪が、正方形に近ければ、コの字のように中庭を取り囲む案も可能性はあるでしょう。
よく言われる旗竿敷地(道路と接する部分の長さが2m程の通路状の先に敷地が広がるもの)は、4方が隣家に囲まれることになりますが、都市部においては、これらのことは特に珍しいことではなく、よくあるケースともいえるでしょう。
その対応の仕方は、敷地がある程度まとまっていて広ければ、先に示した、内側に向かって開く、中庭形式も可能となります。それが難しいようなケースでは、太陽が差し込む方向や、隣家と隣家の間の視界が開け、風景が望めるたり、外部から覗かれたりしない方向に向けて、窓を計画することになります。また、地窓(床付近の高さの低い窓)や天井付近の高い位置にある窓(ハイサイド窓)等を工夫することで、外部の見えてほしくない風景や、外からの視線はカットしながら、風や光は十分に取り入れることができます。
つまり、敷地周囲の環境に合わせて、様々な工夫することで、快適な住まいにすることは十分可能だと思います。
敷地の周辺環境に合わせてアイデアを出し、それを建て主に見て頂き、更に改良して、計画案を少しずつ完成させて行くという作業になります。時には模型を交えたりの検討で、その環境ならではの個性的な解決策が見つかったりもします。これらの作業は建築の専門家である、建築設計事務所(建築家)に相談し、できるだけ設計に時間をかけて、納得しながら計画を進めることをお勧めします。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
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overtherainbowさん (東京都/38歳/女性)
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