税と社会保障の一体改革で相続税増税の案がでています。
これまで相続税の心配をしなくてよかったが、
これからは相続税を気にしなければならない人とは、
例えば東京に実家があり、相続財産の大半が自宅不動産になりそうな人は、
何か対策をする必要がありそうです。
基礎控除は従来、配偶者と子供 2 人で8,000 万円でしたが、改正案では4,800 万円となります。
8,000 万円とは、小規模宅地の80%評価減が適用できる場合は、
高級住宅地の港区南麻布4 丁目の 200㎡とその他財産 3,000 万円です。
小規模宅地の評価減の適用がない場合は足立区綾瀬1 丁目の 200㎡と
その他財産3,000 万円の方です。
自宅と退職金、今までの貯蓄がある方、
このような人たちは基礎控除引き下げにより、相続税がかかりそうな方の典型です。
不動産が少なくても、金融資産が多い人ももちろん要注意です。
このコラムの執筆専門家

- 大黒たかのり
- (東京都 / 税理士)
- 大手町会計事務所 代表税理士
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