- 平岡 美香
- フードコンサルティング株式会社 マーケティングアドバイザー
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
今回ご紹介する「Tharros」タロスは、弊社の料理研究会を開催した南イタリア・サルディーニャ料理の人気店です。
JR線の渋谷駅(ハチ公口)から徒歩で約1分。渋谷駅西口の東急プラザと横浜銀行の間を進み、一つ目の角を右に曲がった先にお店があります。
「Tharros」のオーナーシェフ馬場圭太郎さんは1971年生まれ39歳。イタリアンの若手シェフの世界で最も注目されている存在です。
1994年に単身渡伊し、トスカーナを皮切りにサルディーニャ島などでイタリア料理を学び、帰国後は南青山の「ナブレ」で腕をふるい、その後赤坂の「ラ・スコリエーラ」の初代総料理長を経て、現在の場所で独立しました。
「Tharros」は、客単価7,000円にも拘らず55席が連日満席の繁盛店となっています。
入り口左手には、バンコタイプ(立ち飲み)のスタンディング・カウンター席があり、500円から1000円程度のメニューで1人でも気軽に飲めるように配慮されています。
また、右手には白を基調としたカジュアルな雰囲気のホール席があり、さりげなく飾られた南イタリアの写真や家具、壁にあるワインの数々。ちょっとした、イタリアの田舎に来た気分を感じさせます。
このお店は、料理に加えてサービスもしっかりしており、ホールスタッフはフレンドリーかつプロの仕事をこなしています。
日本ではなかなか見かけないサルディーニャ料理ですが、歴史的に様々な民族や文化が混在し、発展した地域であり、食文化はイタリアの中でも独特な料理が豊富です。お料理のヒントも得られます。
「Tharros」名物は、サルディーニャ島の州都カリヤリで食されている郷土パスタの「フレーグラ」という名のデュラムセモリナ粉で作ったパスタで、一見すると「クスクス」のようなあられの状の不揃いなつぶつぶパスタです。
このフレーグラは、貝を合わせた調理法が定番で、「貝類とチェリートマトの自家製フレーグラ」は、貝類から流れ出た旨みダシを吸って、噛む度にオリーブオイルの野趣溢れる香りが立ち昇りとても美味しい。
サルディーニャ産のぼらカラスミのスパゲッティは、カラスミがタップリ和えてあり、薄くスライスされたカラスミが乗っていて磯の風味を感じられる一皿。
都内で、これだけ魚介類のアンティパストがそろっているレストランは少ないのではないでしょうか。
また、サルディーニャ料理に合うシェフおすすめのワインを約60種類ほど揃え、本場南イタリアの家庭の雰囲気を存分に味わいつつ楽しめるお店です。 お近くにお寄りの際は、ぜひ1度ご利用ください。
渋谷区道玄坂1‐5‐2 渋谷SEDビル 1F 03-489-8989
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